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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
金融、投資には縁遠い知識人にこそ読んで欲しい,
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レビュー対象商品: ソロスの講義録 資本主義の呪縛を超えて (単行本)
ジョージ・ソロスという名前は聞いたことがあるものの、彼が誰であるかについては今までよく知りませんでした。彼はハンガリーで生まれ、投資会社を設立して世界一とも言われる運用実績を上げ、莫大な資産を築き上げた投資家です。金融市場に関してずぶの素人であるものの新聞以外のソースからの情報を入力することを目的に手に取りました。
今日大学で教えられている金融経済学の基礎に「効率的市場の仮説」というものがあります。これは、金融市場の変数はどれもランダムな振動を経て均衡点に向かって収斂していくという考え方です。これに対してソロスは、バブルにおける均衡点から遠く隔たった状態では、「効率的市場の仮説」は意味をなさなくなるといいます。この誤った仮説を基に主張されている市場原理主義は現在の金融市場の大混乱の元凶だとソロスは主張します。ソロスは事実上、「効率市場の仮説」が徹頭徹尾間違っていることが証明された今、国際金融システムは一から作り直さなければならない局面だといいます。さしあたっては金融当局がバブル防止の義務を負ってバブル崩壊から国際金融を守らなければならないといっています。 ソロスの主張はそれだけを見ると自由経済を逆行するようにとらえられるかもしれませんが、その文脈を読むと巷の政治家やマスコミより説得力があります。ここでそれを伝えることは私のつたない説明能力ではかないませんが、普段新聞、テレビを主な情報源としている方にとっては自分自身の判断材料として有益な知識となることでしょう。金融関係者、投資家だけでなく、情報の渦の中で何を信じていいか分からなくなっているジェネラルな知識人にとっては信じるに足る書といえるのではないでしょうか。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
経済の「みらいの書」,
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レビュー対象商品: ソロスの講義録 資本主義の呪縛を超えて (単行本)
ソロスという人の考え、想像する未来を知りたくて購入通読
通読してみると、再帰性という言葉で表現される現在の経済の動向、これから未来における経済の流れの予測などが記載されている。再帰性というキーワードが非常に面白く、経済予測の難しさを的確に表現していると思う。また、先のキーワードと経済の向かうべき状態を観察することで、これから経済がどのような状態に向かっていくかを推測してくれている。リーマンショックを中心とした、サブプライム問題も上記のキーワードで現象を解析できるのが面白い。また、著者も指摘しているが経済は新しいまだ形のできていない新しい概念に近づこうとしているというのも魅力的でしっくりとくる展開だと思った。 国際経済が今どのように動いてこれからどのような展開を見せてくるかを洞察してくれている良書だと思います。半年後、一年後に本書の指摘と現実がどのように絡み合っているかが楽しみです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソロスの貴重な先見性を見る,
By T-ch (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ソロスの講義録 資本主義の呪縛を超えて (単行本)
ソロスの思考を見ることができる貴重な本だと思う。再帰性や可謬性など、独特のソロスの用語が出てくるが、文章の下に解説があり、読みやすくなっている。経済学が現実世界をみていない点や最近注目されている行動経済学でも説明できていない点に言及しているところが興味深かった。最終章は、ソロスが世界の今後の在り方、特に中国やIMF、通貨に対しての見解は関心させられた。全体的に、読みやすくまとめられている。
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