内容(「CDジャーナル」データベースより)
2004年の顔と言うべき躍進を見せた4人組のセカンド・アルバム。先行シングルはどれもポップなギター・ロックの名曲だったが、本作の収録曲は全曲それらを上回るほどのクオリティ。ヴォーカル・後藤のメロディ・メイカーとしての才能とバンドの勢いに圧倒される傑作だ。★
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
無自覚な大人たちは“ああ、アジカンね……”なんて言うだろうな。たしかに、“自意識過剰な僕”を自覚し“所詮ただ凡庸”だと“知って泣いて”、でも“腐った心を”“リライトして”と歌う(2)が物語るように、引きこもりだなんだと言われてしまう世代の代表バンドと言えるだろう。彼らは、心の空虚さであるとか、ぼんやりとした哀しみから逃れようと(それこそ逆ギレしつつ)懸命にもがくその様子を、恥ずかしいほど素直にぶちまけながら登場したのだった。青くて悪いか! で、このセカンド・アルバム。(1)は幕開けソングとして、真の始まりはリセット宣言ととれる(2)。まっさらで始めるとまあ、そういうことだ。しかし変わったのかというとそんなことはないわけで。相変わらず意味なく眠れないわ、後悔の念から自傷するわ、おまけに心の片隅で泣いたりもする。ただ、感情のだだ漏れは薄く、曲調はバラエティに富んでいるのに、ずいぶんとまとまりあるアルバムに仕上がっている。それは、頼もしさすら感じる後藤のソングライティングの安定力によるところが大きいと思う。そしてラストを飾る(12)で結局また、スタートしようぜと歌う。一歩進んで2歩下がって、3歩進んでリセットしてるけど。意味ないじゃんなんて言うな。ちょっとずつでも進めばいいじゃんか。さよなら今のオレ、こんにちは新しいオレ。人生は続くよどこまでも。
すっごく自信のある人にはアジカンは必要じゃないかもしれない。人生順風満帆だなんて人にも必要じゃないかもしれない。でも、なんとなく寂しさや迷いを抱える人たちには、そっと寄り添うだろう。
ぼくは『君繋ファイブエム』を聴いて泣いた。『ソルファ』は、正直泣か(け)なかった。ちょっと微笑んだ。つまりのところ、そういうもんなんだろうと思う。まあでも、次あたり、大人を驚かせるユーモアを希望します。 (上田健二) --- 2004年11月号
すっごく自信のある人にはアジカンは必要じゃないかもしれない。人生順風満帆だなんて人にも必要じゃないかもしれない。でも、なんとなく寂しさや迷いを抱える人たちには、そっと寄り添うだろう。
ぼくは『君繋ファイブエム』を聴いて泣いた。『ソルファ』は、正直泣か(け)なかった。ちょっと微笑んだ。つまりのところ、そういうもんなんだろうと思う。まあでも、次あたり、大人を驚かせるユーモアを希望します。 (上田健二) --- 2004年11月号
Album Details
Japanese pressing of sophomore album, featuring 12 tracks. 2004.