本書もそうですが、箒木さんの小説は、情報がとてもたくさん詰まっているので、読んでいて勉強になります。
ソビエトによる侵攻、軍閥同士の内戦時代、タリバンによる恐怖政治が、庶民の生活にどのような影響を及ぼしたのか、本書を読むと良く分かります。
特に、タリバンが、女性に対し、学校教育だけでなく、歌や踊りも禁止していたなんて、初めて知りました。
それも、仕事として歌ったり踊ったりすることだけでなく、私生活上でも禁止されていたというのですから、徹底しています。
本書の最後で、箒木さんは、アフガニスタンから農業実習にやってきた留学生のお話を取り上げ、アフガニスタンが平和になり、
アフガニスタン特産のザクロが日本でも食べられるようになる日々が来て欲しいと祈りつつ、本書を結んでいます。
本当に、アフガニスタンの人々が、毎日毎日、安心して暮らせるようになる日が来て欲しいです。