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62 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
無理に読まなくてもいい世代はある,
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レビュー対象商品: ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
映画化もされ、ひとしきり話題性が落ち着いたところで、読んでみた。酷評が結構多いけど、10年前にも20年前にも、この手の若者自分探し系のマンガはあった。 今と何が違うかと言えば、当時はそういうフワっとした題材をマンガでやること自体に意味があったけど、 今はあらゆるジャンルがマンガになり、さまざま表現が試された。 「今までは文学の分野でしか語られなかったモチーフが、マンガでも語られてる!」 などという言われ方は、もうされない。マンガが評価されるハードルが、飛躍的に上がったのだ。 別に、駄作だとは思わない。自分が10代だったら、きっと大切にする作品だ。 かつて岡崎京子や山本直樹を大切に思ったように。 (誤解を恐れず言えば、このふたりの作品にも、浅はかで磨ききれてないものがいつくもある しかし20年近く前は、それでも許される空気があった。 マンガという免罪符を掲げれば、今より寛容に、完成度は見逃されていた) かつ、こういう事情をおいといても、今作で不幸なのは 映画化によってとても広い人の目に触れてしまったことだ。 それで、本来「別に読まなくていい世代」がわざわざ読む羽目になったのだ。 自分もそうだが・・・ 読んで感じ入るべき世代というものがある。 完成度をすっとばして大切にしたい、という人に 年長者の理屈で評論こねても空しいだけだ。 星は3だけど、それは30代にさしかかったおじさんである自分だから。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
合う人には合うのだろう・・。,
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レビュー対象商品: ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
・・少なくとも、私には合わない。主人公、ヒロイン、そして作者。 上記全員の空虚なナルシズムが溢れていて。 溢れるだけで何も生み出していない。 (物語の展開的にも、物語内の出来事としても) もう少し昔に会えば、この作品に 少しは心を動かされたかもしれない。 今は無理です。
75 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
わかってたまるか!!,
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レビュー対象商品: ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
バンド青年の種田は、繊細で鋭敏な感受性の持ち主。同棲しているOLの芽居子は、フリーターである種田に将来への不安を 感じつつも、生活を支えている。 大学時代から続いてきた平凡でゆるやかな二人の日常は、会社生活に 耐えきれなくなった芽衣子が「自由」を求めて退職したところで変化を迎える。 芽衣子の貯金がつきるまでが、東京生活のタイムリミットになったのだ。 好きなことだけやって生きていきたい。だけど現実は甘くない。 アタリマエだった平凡な日常はタダじゃなかった。 種田はバンドで生きたい、夢がかなわなかったら、すっぱり諦めると覚悟を決める。 輝かしい夢へのチケットが手渡されそうになるが、それは二人が理想としていた夢ではなかった。 私は、種田や芽衣子のように「大人社会への違和感」を覚えない子供だった。 一日も早く大人になって、身を切るような修羅場で戦うことで生き抜きたいと思っていた。 そうして誰よりもシビアでしたたかな大人になった。 それなのに、浅野いにおの作品を読むと不安になる。私が知らなかった、見えなかった世界がここにある。 生きることに不器用だった旧い友人たちを思い出す。 平気で大人をやれてるお前らには、大事なものなんて何も見えちゃいねえよ、と突きつけられた気がした。 私のように、人それぞれが全部違う、というアタリマエのことを理解しないで大人になってしまったアホの皆さんへ。 「浅野いにおって何度読んでも全然わからねえ〜!」と声にならない叫びを上げましょう。 それでいいのです。そう簡単にわかられてたまるか、ってのがロックの魂。
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