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ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力
 
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ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力 [単行本]

ジョセフ・S・ナイ , 山岡 洋一
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界地図を塗り替える新しい「国力」の概念とは?軍事力、経済力だけが国家のパワーではない―。国際政治の新たな枠組みを提示する注目の概念を、提唱者自身が詳述。

内容(「MARC」データベースより)

21世紀の国際政治に求められるのは、軍事・経済力のような「ハード・パワー」ではなく、文化や政策の魅力で人々を引き付ける「ソフト・パワー」である-。国際政治の新たな枠組みを提示する注目の概念を、提唱者自身が詳述。

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2004/9/14)
  • ISBN-10: 4532164753
  • ISBN-13: 978-4532164751
  • 発売日: 2004/9/14
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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By daepodong VINE™ メンバー
形式:単行本
 アメリカにおける、ネオ・リベラリズム政治学の泰斗、ジョセフ・ナイ教授の最新刊(といっても出版から一年経過しているが)。
 すでに、ナイ教授は彼独自の概念である「ソフト・パワー」について再三提示してはきたが、誤解を受けるために今回はそれを単独のテーマとして書き下ろしとした、ということである。

 内容は一見ネオコン批判、ブッシュ政権批判に見える。ナイ教授がクリントン政権で国務次官補にあったという予備知識を持つ方にとってはなおさらであろう。しかし、注意して読めばその内実は単に「アメリカの力の源泉のひとつであるソフト・パワーを意識してそれを活用することで、国際社会におけるアメリカの優位をさらに持続する」ことを訴えているに過ぎない、ということに気づくはずである。その意味で、決して広義のリベラルの主張ではないことには注意が必要だ。他のカスタマーの方も指摘しておられる通り、ソフト・パワーを端的に言い換えると「洗脳」である。「権力による最高の統治は、抑圧していることを自覚させず、自ら権力に従うようにさせることである」という政治的箴言があるが、それを実現させるための方法のひとつがソフト・パワーであると言えよう。

 すでにソフト・パワーということばをご存知の方にとっては新味ある内容ではない。というのは、ナイ教授は学生・研究者向けと一般向けの著書で、ずいぶん内容を変えているようだからなのだ。国際政治・外交に関心のある向きには、この本よりもむしろ、学生向きの教科書としてすでに版を重ねている同教授の「国際紛争」をお勧めする。最新版にはソフト・パワーの話題も登場する。教科書とは言え、一般の社会人の方が読んでも、十分楽しめる内容となっている。

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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 藤崎健一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
「ソフト・パワー」理論の提唱者による

解説書です。

・ソフト・パワーとは何?

 →良く言えばその国の魅力を高めファンにする

 →悪く言えば洗脳

 →当然、相手の立場によってその影響力は異なる

 →効果を得るには長期間必要

・アメリカの持つソフト・パワーとは?

 →隆盛する大衆文化や科学水準の高さ

 →異国から人々を呼び寄せる力

・アメリカ以外の国が持つソフト・パワーとは?

 →旧ソ連、欧州、アジアの実例

・ソフト・パワーの使い方

 →歴史の参照

 →外国に向けた広報政策の必要性

 本書で取り上げている内容を大雑把に分類

すれば上記のようになります。

 これらを具体例(第二次世界大戦後の米国の

外交政策や各種世論調査等)を用いて説明して

います。

 分かりやすいと言う点では問題ないのですが

正直少しくどいのも事実。

(極論ですが、巻末の解説を読むだけでも

理論の概要を押さえることは可能なのだ)

 研究者やそれを実務に活かす人ならいざ知らず

一般庶民が興味本位で読むには少し高めのお値段。

「日経ビジネス人文庫」のラインナップに入るのを

待つのも一考かと。
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41 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 世界的に有名な国際政治学者による新著の翻訳。ハーバード大で教鞭を執る傍ら、クリントン政権時代に国防次官補を歴任した経歴をもつ。研究者としても、実務家としても超一流人物である。

 魅力によって、相手の行動に影響を与え、自分の望み通りの結果を得る力、ソフトパワー。文化や政治的価値観、政策、国際機関などがその源泉となる。この新しい力の側面に本格的なメスを入れ、膨大な具体例で実証を試みたのが本書である。魅力的な理論の精緻化に加え、それを裏付ける莫大な資料の数々には頭が下がる一方である。

 ソフトパワーという新しい力の存在を意識して、改めて国際政治を眺望してみると、その複雑怪奇な権力闘争の場裏がより明らかになる。たとえば、冷戦は、米ソ二大国による、ハードパワーのみならず、ソフトパワーの増長をめぐる競争であったという捉え方も可能となる。世界政治が、軍事力による強制や経済力による誘導のみでは動いていないことを、改めて強く認識させられる。

 また、ソフトパワーがハードパワーでは果たしえない効力についても言及している。たとえば、「アレクサンドル・ヤコブレフは1958年に政治学者のデービッド・トルーマンとともにコロンビア大学で学んだことから、強い影響を受けた。やがてソ連の重要な研究所の所長になり、政治局員になって、ゴルバチョフ書記長に自由化政策を進言して主要なブレーンになった」とあるように、ソ連崩壊の末端には、アメリカの魅力的な交換留学制度があったことを指摘している。

 著者特有の易しい文章に加え、訳者の高度な翻訳技術もあいまって、とても読みやすくなっている。国際政治を専攻していない学生や一般の方々にも、新しい世界の見方が身につく本書をぜひ手にとってもらいたい。

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投稿日: 2005/4/15 投稿者: pegasus
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