(日経Linux 2005/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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複数人の方が翻訳に当たられたということですが、訳は非常にこなれていて、読みやすいものとなっています。
日本では、ソフトウェアビジネスのベンチャーをこれから立ち上げていこうという人は少ないかもしれませんが、もしそのような気持ちを少しでも持っているのであれば、この本は必読です。 また、企業内で新たにソフトウェアビジネス関連の部署で仕事を行うことになった人、特に管理職に成り立てと言う人には大変参考になる書籍だと思います(私がそのような立場ですので)。
また、株式投資で第二のYahooを探している人にも、ソフトウェアビジネスの仕組みが理解できる優れた参考書となるでしょう。
ソフトウェアに関わる多くの人、特に経営者、管理者に読んでもらいたい本です。
本書のスコープは、産業構造から、経営戦略、製造プロセス、マーケティングと、ソフトウェア業界のビジネス全体に渡るものとなっている。
これまでは、経営戦略論にせよ、製造プロセス-品質管理手法、マーケティングのどれひとつとっても、モノ関連の業界をベースとして構築された理論体系を、ソフトウェア産業の場合には云々ということで、ぴったりとフィットしないけれど、何とか押し込める。そんなやり方をとらざるを得なかった。この一冊からは、そういうやり方も変わることだろう。
ソフトウェア産業のプレイヤー、あり方が製品企業、サービス企業、ハイブリッド・ソリューション企業と分類される。起業から成長それぞれのフェーズにおいて、どの分類のビジネスを行うかによって、成功の鍵も、戦略も異なるという視点が提示されている。さらに、起業段階における現実的な選択肢は、製品とサービスの双方を有するハイブリッド・ソリューション企業としてのあり方であると踏み込んだ提起も行っている。
また、相当の紙数をソフトウェア開発のベスト・プラクティスに割かれており、具体的な開発手法の指針も示される。いわゆる戦略論だけの本とも、ビジネスモデルだけの本とも異なる価値がこの一冊にある。
ソフトウェアで起業する人も、エスタブリッシュトな企業の経営者も従業員も、ユーザ企業も学生さんも。それぞれに読んで得るところが大きいに違いない。
英語版が刊行されたのが2004年の2月。これだけの踏み込んだ内容を一年以内で訳出された翻訳関係者の力を評価したい。
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