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53 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アートとしての見積もり,
By 赤戌 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす (単行本)
数学的な背景を持った見積もり技法を「サイエンスとしての見積もり」、経験則と単純な公式による見積もりを「アートとしての見積もり」とマコネルは区分けしている。本書では両方を取り扱うが、より「アートとしての見積もり」に重点を置くとしている。プロジェクトのサイズを大中小と分けるなら、中小プロジェクトが圧倒的に多数を占めるものと思う。こうしたプロジェクトでも当然見積もりは必要とされるが、「サイエンスとしての見積もり」を行うのは少々スペックオーバーに思える。ほとんどの現場では経験則や貧弱な根拠による見積もりが行われ、プロジェクトに混乱をきたしているのではないだろうか。 第1部では、良い見積もりとはなにかの考察が行われる。マコネルは、見積もりとターゲットとコミットメントが異なるものであることを最初に示し、様々なデータを元に見積もりに対する考察を行う。その中で良い見積もりと適切なプロジェクトコントロールは不可分のものであるというメッセージが度々語られている。 第2部では、プロジェクトの規模や種類、ステージに応じた具体的な手法がまとめられている。 第3部では規模、工数、スケジュールなどのそれぞれの見積もりごとの手法と課題がまとめられている。 本文はわずか300ページ足らずなのだが詳細な見積もり技法の本を何冊も読むよりも。現場に立つ開発マネージャーにとって(ただし、中小規模のプロジェクトの)、この本を読み込んだ方が役に立つ実践的な知識と考察が得られるように思う。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
見積もりに疑問を持っている人に,
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レビュー対象商品: ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす (単行本)
常に提示される見積もりに疑問をもっていたので、じっくり本書を読んだ。最初に提示される見積もりとコミットメントの違いの説明で、その疑問の半分は解消される思いがした。通常提示されていたものは見積もりそのものではなく、コミットメントではないかと。 この調子でアートとしての見積もりに関する知見にふれていくことで、見積もりの在り方の理解が進んでいく。 ただしここで提示される見積もりはそれなりにしっかりとしたバックデータに裏付けられた見積もりであり、通常の日本のベンダーではこの様な定量的な分析ができる体制になっているのか疑問であり、残念な気持ちにもなる。 その様な現実的な側面はあるものの、中小規模の開発案件を企画管理する立場の人には見積もりの在り方を考える上で必読の書であると思います。
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