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ソフトウェア要求
 
 

ソフトウェア要求 [単行本]

Karl.E.Wiegers , 渡部 洋子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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 「要求仕様」は成功するソフトウェアにとって必須である。要求仕様によって新システムに盛り込むべき機能をユーザーと開発者が互いに理解できるようになるからだ。カール・ウィーガーの『Software Requirements』(邦題:『ソフトウェア要求』)は、多数の「ベストプラクティス」やコツを元に、要求仕様の定義の仕方や要求仕様からいかに多くの情報を引き出すかについて述べている。本書はソフトウェアのプロジェクトマネージャや開発者にとって手放せない1冊となるだろう。

   本書の標準的なアプローチは、ソフトウェア要求仕様を収集し、そして改良、実装、追跡をするために必要なプロジェクトマネジメント能力にとって不可欠なものである。全体は薬品追跡アプリケーションのケーススタディによってまとめられており、ユーザーと開発者がソフトウェアプロジェクトの最終目的について互いに誤解してしまう逸話から各章は始まる。ソフトウェアマネジメントに携わった経験がある人にとっては、これらの話に思い当たるところが多いはずだ。

   ソフトウェア設計プロセスを改善することを願って本書は書かれており、顧客から良い設計のための情報を引き出すコツや、要求仕様からさまざまな設計ドキュメントを書く方法が記されている。豊富なドキュメントのテンプレートやサンプルは、多忙なソフトウェアマネージャーにとって非常に有益だ。

   開発プロセス中の難所のやりとり、特にプロジェクトの進展に従って要求仕様が変わる場合や、さまざまなユーザーや利害関係者を満足させ続ける方法について述べている箇所は注目に値する。また、後半部分では今日入手できるソフトウェアマネジメントツールの一覧や、組織に適したツールの選択方法を示している。

   著者の豊富な経験とソフトウェア工学の知見に基づき、むやみに専門用語を使わずに実践に即した要求仕様作りのガイドとなっている本書は、ソフトウェアプロジェクトをより効率的に進めるための力を与えてくれるだろう。(Richard Dragan, Amazon.com)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。

日経BP企画

ソフトウェア要求
 ソフトウエアに対するユーザーの要求、いわゆる「ソフトウエア要求(softwarerequirements)」を集め、それを管理する方法を記した。「要求」の定義から始め、ソフト開発には、実装に入る前の「要求開発」と、実装に入って要求変更が生じた場合の「要求管理」の2段階があると説く。そのプロセスを改善する方法を「良いプラクティス」として提示する。

 最初は435ページという分量に圧倒されたが、意外とスムーズに読める。米国でコンサルタントとして活動する著者が見聞きした実話があちこちに散りばめられ、それが読者の共感を呼ぶ。システム・エンジニア(SE)やプログラマなら、著者のいう「要求アナリスト」という役割に共感を覚えるか、目を開かれるだろう。

 惜しいのは、細部の説明が不十分なこと。要求仕様書の書き方、DFD(データフロー・ダイヤグラム)をはじめとする図の描き方などがあっさりした説明にとどまっている。「詳細は参考文献を読め」ということだろうか。


(日経コンピュータ 2003/09/08 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)


登録情報

  • 単行本: 435ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2003/7/10)
  • ISBN-10: 4891003545
  • ISBN-13: 978-4891003548
  • 発売日: 2003/7/10
  • 商品の寸法: 23.2 x 18.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By neu-neu トップ1000レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
要求工学の基本やIEEEなどの規格に忠実に、"要求とは?"から始まり、要求の引き出し、要求分析、SRS(要求仕様)のまとめ方、要求管理まで
じつに網羅的に、著者の経験談も交えて丁寧に解説されており、米国での評判に納得しました。翻訳も一般的な訳語(でもJISの訳語とはかなり違う)、"ですます調"で、良いと思いました。書籍の性格上、特に要求プロセスについて何か著者独特のものが示されているわけではありませんが、まず基本的な知識をと思っている方には最適だと思います。要求プロセスで何か読んでみたい場合は、ロバートソン夫妻の「要件プロセス完全修得法」(三元社 ISBN 488303111X )が良いと思います。(有名で本書でも参考文献になってます。ただし日本版は翻訳が悪い)
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
文章表現が若干堅苦しく、少し読むのに疲れるものの、記載されている内容は非常に素晴らしい。
何が素晴らしいかと言うと、SI会社やコンピュータメーカー等のSEやSAが、要求定義段階で見落としがちだが、本来やるべきことが明確に書かれており、要求定義の重要性を述べるだけのつまらない本ではない。

実践に応用する(実案件に置き換える)ことこそ必要なものの本質的に決めておかなければならないアイテムを述べ、なぜ必要かを説いている。
プロジェクトの成否に関わる重要だが、軽く見られがちな要求定義におけるSEやSAのバイブルとなりうる本であると思う。

このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
これは、だいぶ前にもらった本。

全435ページ。まずは、目次から。

第1部:ソフトウェア要求:だれが、何を、何のためにするのか
第1章:ソフトウェア要求とは (p.3〜)
第2章:顧客の観点から見た要求 (p.27〜)
第3章:要求工学の良いプラクティス (p.43〜)
第4章:要求アナリスト (p.63〜)

第2部:ソフトウェア要求開発
第5章:製品ビジョンとプロジェクトスコープを規定する (p.77〜)
第6章:顧客の意見を見つける (p.93〜)
第7章:顧客の声を聞く (p.111〜)
第8章:ユーザー要求を理解する (p.129〜)
第9章:ルールに従って行動する (p.151〜)
第10章:要求を文章化する (p.163〜)
第11章:1枚の絵は1024の単語に値する (p.191〜)
第12章:機能を超えるもの:ソフトウェア品質属性 (p.213〜)
第13章:プロトタイプを使ったリスク低減 (p.233〜)
第14章:要求に優先順位を付ける (p.247〜)
第15章:要求の妥当性を確認する (p.259〜)
第16章:特殊な要求開発の課題 (p.281〜)
第17章:要求開発に続くもの (p.297〜)

第3部:ソフトウェア要求管理
第18章:要求管理の原則とプラクティス (p.313〜)
第19章:変更発生 (p.325〜)
第20章:要求連鎖のつながり (p.349〜)

第4部:要求工学の実行
第21章:要求プロセスを改善する (p.365〜)
第22章:ソフトウェア要求とリスク管理 (p.385〜)

内容は上記の通りです。内容的にはMcGraw-HillとかPrentice Hallとか教材を出してる会社が出してるようなやや教科書的な感じの内容になります。セオリー的な内容も多く(日本人の多くのソフトウェア開発者が望むような)実践的な内容はやや少ないように思います。特に要求工学について体系だった内容が包括的に書かれており、まずは幅広く理解するには最適な内容になっていると思います。また、リファレンス(p.411〜)がしっかりしているのでさらに調べたい時などの参考文献探しには非常に役に立つと思います。まず、この本を読んだだけでは実践的な要件定義書の作成はできないので、そういう部分ではこの本に期待はしない方が良いと思います。実践という話で一番役に立つと思われるのは、第10章の「要求を文章化する」というとこだと思います。ITエンジニアというよりはITテクニシャンの集まりである日本のIT業界においては、ドキュメントの網羅性や内容よりはドキュメンテーションにおける成果物の見栄えが非常に重要になってくる傾向があるのが理由です。

要件定義も開発現場それぞれ書き方が違うし、それなりに規模の大きい会社だと、自分で盛り込む内容を考えなくても会社がテンプレートを用意してあるようなとこも結構多いと思うので、それなりの規模のSI会社の人には実践という部分ではこの本はあまり役に立たないかもしれません。この本が一番役に立つのは、ユーザー側の企業の情報システム担当者とかで要件定義の話を開発者の人と話しないといけない時や、システム開発会社勤務で要件定義書を1から(何もフォーマットやテンプレートなどがなどがない状態から)作成しないといけなくなった場合、などそういう時に参考に読むと効果を発揮しやすいのかなと思います。要件定義フェーズで網羅していないといけない内容が書かれているのでシステム監査をやってる人にも役に立つ内容かもしれません。そんなとこだと思います。
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