小室直樹氏のソビエト帝国の崩壊第三章「日本を滅ぼす平和・中立の虚構」は、1947年にGHQの圧迫によって皇籍離脱を余儀なくされた11宮家の天皇の予備たる皇族の方々が担っていた重要な役割、日本国憲法が抱える致命的な欠陥、そしてそのいずれをも認識できなくなった戦後日本人の平和ボケ症候群を簡潔に指摘して余すところがない。
ソ連の崩壊から20年が経過し、平和ボケ症候群が進行して日本国が殆ど脳死状態に陥った今日においても、この本が依然として日本の児童生徒学生が必ず読まなければならない警世の書のままであることは、日本の悲劇である…。