まず、機内や列車内の持込を考えているのであれば、検討する点が一点に絞られる。このケースの大きさで持ち運びできるのか。ケースのサイズは約幅240×奥行き180×高さ65ミリ。これが収納できて、ビジネスツールが収まるカバンを持っているのか。さもなくば、直接ケースなしでこの製品を収納させることになるが、ダメージを与えずに持ち運びができる目処があるか、いざというときに困らないか、がポイントになろう。
次に静粛性能はほかの優れた製品に比べて、体感的には若干性能が上回ると思われる。他のソニー製品と比べると、消音時のキャンセルする帯域が、偏りがなく自然な感触。従来のソニー製品は、押さえ込まれるような消音による圧迫感が目立ったが、改善が顕著に見られる。
質感とデザインは、とても良い。全体的な仕上げも最高機種にマッチした、艶または金属的な触感のあるもの。装着感は、長時間の装着にも全く問題ないくらい、ソフトで軽いし、耳を覆うカバー部分の設計が余裕を持って大きめにとってあり、耳への直接的な圧迫感を大きく軽減している。長時間の国際線などにはベストだろうし、ファーストクラスで導入しているエアラインもある。一方、フル充電していても、電池部分は持ち運びたくなるものの。これはやや大きく、収納がこれも面倒だ。
結論から言えば、冒頭の点、大きさと持ち運びをどうするのか、がポイントでそれさえクリアーできれば、BOSEなどの同価格帯製品に比べても、個性的で性能その他も十分以上。自分の環境に応じて検討するのがいいだろう。