この価格帯には珍しく、チューニングはシンセサイザー(デジタル)方式。好みもあるかもしれないが、周波数をプリセットできるのはやはり便利(AMは10局、FMは5局プリセット可)。
サイズと重量からしてこのラジオを外に持ち出す人は少ないと思うが、携帯用という前提のためか、電源は電池(単3×2本)のみで、残念ながら商用電源は使えず、長時間継続使用時は不経済となる。
ストラップは少々邪魔に感じるが、取り外せない構造になっている。
小さなスピーカーからの音は、ハイファイとは言えないものの、ICF-SW23よりは実用的であり、トーク番組は歯切れのいい音で聴かせる。よって、ベッドサイドや書斎で静かに鳴らすラジオとしてお勧めできる。
感度や選択度というラジオ本来の性能は、近隣の放送局が対象なら申し分ない。
同じ価格帯のICF-S65Vと比較すると、AMの感度は同等、FMの感度は本機のほうが上である。
「Made In China」となっているが、ソニーらしいデザインで、見た目の質感も悪くない。
多少コストアップになっても、外部電源ジャックを備え、かつ一回り大きな筐体(スピーカー)でゆったりとした音となれば、理想的かもしれない。