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このゲームの特徴は、その少女を連れていくことにある。出現するモンスターは彼女を狙ってくるので、自分の行動だけに集中してもいられない。彼女を守りながらエスコートしていくことがこのゲームのポイントである。美しい風景、古城のたたずまい、そして少女を守ること…、そんな幼いころに読んだような童話の世界がこのゲームにはある。(林田信浩)
けれど、例え言葉が通じなくても、
例え理由なんかなくても、
誰かを信じることも、何かを誓うことも、誰かを護ることも、何かを守り抜くことも、
そして手を繋ぐことも出来るんだってことを、僕は二人に教えてもらった気がします。
言葉も事情も分からないのに、イコはヨルダに何も言わず手を差し伸べるし、
自分を本当に助けてくれるかどうかも分からないのに、ヨルダはイコが差し伸べた手を信じ、時にはとても一人では渡れないような、切り立った崖を跳躍します。
そして二人は手を繋ぎ、また歩き始めます。
そんな二人を見て、僕は初めて、四年前にテレビのコマーシャルで流れていた、
《この人の手を離さない。僕の魂ごと、離してしまう気がするから》
という言葉の意味を知ることができたような気がしました。
このゲームをプレイしているとき、僕は確かに霧に包まれた城の中にいて、白くて細い手を引いて、黒く恐ろしい(でも悲しい)影たちに立ち向かい、美しくも儚い、閉ざされた世界から脱出しよう、少女を出してあげようと、頑なに走り続けました。
ラストでは、涙も出ないくらいに、切なくなりました。
強烈な刺激を求める方には向いてないのかもしれませんが、それでも、一度はプレイしてみてはいかがでしょうか?
僕は今でも、二月に一度くらいのペースで初めからプレイして、心を綺麗にしてもらっています。
この作品の中の、何もかもが、僕は本当に大好きです。
この作品に出会えたことに感謝しています。
以上です。
参考にならないレビューでごめんなさい……。
自分はただもてるだけの知恵を振り絞り古城の仕掛けを解いていく。ただ自分が古城から脱出するのではなく、運動能力のない少女と一緒に脱出するところにこのゲームのおもしろさがある。
自分が仕掛けを解いている間に少女の身に危険が迫ることもある。プレイヤーは謎を解きつつも少女の身を守らなければならない極上のスリルを味わうことが出来る。
そして本職がCGデザイナーなのでグラフィックがスゴイ。誤解して欲しくないのは決して作り込んであるという意味じゃない。
アニメとリアルを見事に融合させた魅力的な自然や造形物がPS2の演算能力でとてつもなく広大に描かれている。誰もがおそらく一度は立ち止まって周りの風景を見たはずだ。右スティックでカメラを自由に動かせるのはかなり評価できる。この広さは他のゲームでは見たことがない。
BGMは小鳥のさえずりや流れ落ちる水などだけ。クラシカルな音楽は一切ない。台詞もほとんどない。シナリオもほとんどない。
まさに単なる「ゲーム」であると言える作品。
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