つい先ほど一週目を終えました。興奮冷めやらぬままレビューいたします。
プレイ当初、私が抱いた感想は「とにかくデカい」これに尽きます。
もう、デカい。凄まじくデカい。巨大な敵が登場するゲームは他にもいくつかプレイしてきましたが、本作の巨像に対する「デカい」はそれら他の作品のそれを遥かに凌駕しています。
その要因として
・モッサリとした動きが巨像らしさを引き立てている
・画面中に必要最低限のステータスしか表示されていないため臨場感が増す
・主人公が巨像を見上げている様がよく伝わるカメラワークが採られている
・フィールド移動中は無音なのに対し、戦闘が始まると壮大なBGMがかかるため、その差異が戦闘を際立てる
これらが挙げられるでしょう。
巨像の迫力を最大限引き出すようにゲームシステムが設計されていると感じました。
もちろん、その巨大さ、臨場感ゆえ彼らに対する畏怖もひとしお。初めて巨像の攻撃が自分に向かってきたときには恐怖のあまり、思わず声に出して「うわっ!死んじゃう死んじゃう」
そんなこんなで、すっかり巨像の大迫力に魅了されてしまった私は、主人公ワンダの心情やら背景ストーリー設定などお構いなしに「次はいったいどんな巨像が現れるんだろう(*゚∀゚)」と、ただひたすらにアドレナリン、脳内麻薬を求め、ハイになりながら広大なフィールドを駆け回りました。
そしてついに最後の巨像を撃破、「ふぅ、これでやっと終わりか…」と一息。直後、今までの歴戦を回想し、心地の良い余韻に満たされ、私の中での『ワンダと巨像』はもう完結していました。しかし、続くエンディングでそのイメージは大きく揺らぎます。
ネタバレになってしまうため詳しくは言えませんが、激しく心を揺さぶる圧巻のラストが待ち構えていたのです。オープニングからあまり進んでいなかったストーリーがここに来て急展開を見せたため、私は唖然として終始画面に釘付けになりました。
ここで強調したいのは、エンディングが単に想定外だというだけではなくプレイヤーに深くものを考えさせるつくりになっているという点です。登場人物はあまり多くを語りません。ですが、むしろ、だからこそ強く感情移入することができるのです。言葉に出して表現してくれないのですからプレイヤーは一挙一動から彼らの心情を察する他ありません。この「察する」というのが重要で、彼らの立場に身を置いてみることで初めてその気持ちを理解することができ、その過程で思いを巡らせることになるのです。
私が泣きそうになったシーンは2つ3つほどありましたが、そこではいずれも登場人物は言葉を一切発することなく、その思いを淑やかに、それでいて精一杯、身体、表情で表現していました。ここまで心を揺さぶられたゲームも本作が初めてです。
長くなりましたが、つまるところタイトルの2つのキーワードに集約されます。最高の作品です。