最大の魅力は、「タイトル」です。
すべての内容が、この一行に集約されている。
『ソニーをダメにした「普通」という病』のタイトルに、この本の「6割の価値」があると、僕は思っています。
パソコンのキーボードから、いつも、背表紙が見える所に置いています。
その他、次の2項目に3割の価値を感じました。
p92 消えた内部統制の鍵「お局さん」
p149 なぜか電車に乗りたがる経営者
かなり極端な表現かも知れないけど、気持ち的には、このような感じです。
p154 いつ終わったのか誰も知らない経費削減キャンペーン
これは、「費用 対 効果」を考えた思考がなされているのか?
15円の差額を確認するために、1万円の費用を掛ける事務処理をしていませんか。
「雑費」という経理処理・許容範囲は、「歯車の遊び」の部分で、スムーズに動く作用があることを思い出します。
この「遊び心」が、「ウォークマン」を生みだしたソニーの活力なのかも知れませんね。
「あとがき」で、ソニーの「エスパー研究所」の話題に触れておられます。
これを読みながら、佐古曜一郎(1957年生まれ)の『ソニー「未知情報」への挑戦』(徳間書店1996年)を思い出しました。
この本の作者・横田宏信さん(1958年生まれ)のソニーを観る視点から、学ぶことが多いです。