「旧作のエピソードを知らないと楽しめない」という傾向はいよいよ強まり、本篇に至っては「シリーズ旧作は必見」に近いです。
というのもストーリー展開は今までとは少し違い、前作(ソウ4)で明かされたホフマン刑事が何故後継者となったのかを、ストラムの捜査を通して描いており、過去作の仕掛けの解説を順を追ってしてくれると言うファン向けな内容となっています。
まぁ、ここまで来ると、シリーズを観ていない人は本作を観ようと思わないでしょうから、それでいいのかと思いますけどね。
つまり、「2」で後継者が現れたが「3」で、ジグソウとともに死んでしまい、もう終わりかと思ったら「4」で、真の(?)後継者を出してきた。そして「5」の本作はどうなるのかと思ったら、今まで抜けていた部分の『補足』と、『後継者』=『新ジグソウ』の誕生のタネあかし。そして、『次』を展開しやすいように、ネタフリと言う感じになっていました。
今回新たに餌食になるのは、7人。最初の一人は、今まで見てきたファンなら、明らかにジグソウの仕掛けじゃないと気が付きます。ルールが違うのがポイントですね。オリジナルは必ず逃げ道があるわけですから。ゲームになっているか否か、そこが重要。
でも、謎解きの面白さはあったものの驚きは無かったし、仕掛けも最後の最後のは面白かった。テンポとか見せ方はやっぱり上手く、ダレず飽きさせない。とりあえず、合格点はあげて良いと思います。
さて、やっぱり本作で完結ではなく、概に「6」の脚本の打ち合わせが始まっており、監督も今度は第1作から編集を担当していたケヴィン・グルタートに委ねられることがほぼ決まっているそうだ。しかも、そのあとも何本か製作することは既に決定しているらしい。
まぁ、なんでもやって下さいと思わないでもないですが、公開されたらきっと観に行っちゃうでしょう。(苦笑) 後継者はしっかり残り、元妻の存在も不気味だし...。