大ヒットサスペンス映画シリーズ5作目。九死に一生を得て助かったストラム捜査官は、ジグソウが仕掛けた罠から無傷で生還したホフマン刑事こそジグソウの後継者ではないかと疑い、単身捜査に乗り出す。一方ジグソウ=ジョン・クレイマーの元妻ジルにジョンの遺言と遺品が渡される。そして5人の男女のゲームが始まろうとしていた・・。
衝撃的な結末で話題を呼び、シリーズもついに5作目まできた。一体いつ終わるのかファンである自分でさえ本気で聞きたくなる。本作の話の中心は、ホフマン刑事がいかにしてジグソウの後継者となったのかということ。このあたりはちゃんと描かれており、ソウ4でモヤモヤした人は、スッキリ出来るに違いない。今までのシリーズの裏側も鮮明に描いていて、「この時こんなことがあったのか!」とファンは驚くはずだ。残酷な筆写も今までに比べればマシになっているし、人間ドラマを中心に描く事を考えたというデイビット・ハックル監督の思想は良かったのではないだろうか。
しかし、“謎が全解する”というのは嘘。それどころか謎は増えて終わっている。こうなればまたファンは次作を待つしかない。作り手は少しズルい気がする。
作風もシリーズ1作目とはほど遠くなってきている。第一、シリーズの中心的人物・ジグソウはすでに死んでいるのだから、これ以上続けるのは無理があるのではないだろうか。
もうそろそろ本気で完結を考えなければいけない時期にきたのではないだろうか。ファンだから厳し目に見たが、どうだろうか?