低予算で大ヒットし過去に3作品公開されているサスペンス映画の続編。リアルな世界を舞台にしているが、ホラー作品やスプラッタ映画の要素も多分に含む。犯人であるジグソーがしかけた謎と試練に巻きこまれる者の葛藤を描く。謎を説き試練に耐えなければ本人や仲間が残酷な死にかたをする。本作では、ジグソーが犯罪にいたった経緯がわかる。
前作でジグソーも助手も死亡しているにもかかわらず、今回新たな罠がしかけられているが、その謎は最後でわかるようになっている。このタネ明かしは、その手があったかというよりも『そんなのありか?』というのが正直な感想。ネタバレにはしたくないが、編集がクリストファー・ノーランの作品に似ている、というのがヒント。冒頭は、警察による死亡したジグソーの解剖シーンからはじまるが、ほとんどスプラッタ映画を越えるリアルさで、気分を悪くする観客が多数でると思う。視覚的な効果よりも内容を重視してほしかったと感じる。当然のことながら、このシリーズ全てを見た上で本作品も見たのだが、前作から少し間があったためにわかりづらい点があったのが残念。本作品を見るならば直前に前作を見ておくことが絶対に必要と思うので注意してほしい。
過去の作品を見ていない人には理解できないことが多すぎること、リアルすぎる描写に力を入れすぎている点から、見て面白かったという人は非常に限定されると思う。独立した作品としての完成度は低く、前作あっての内容だけに、他人へのお勧め度はせいぜい星3つまで、前作を見ていなければ全く勧めない。