D7000、D5000、STAX SRS-3000、PRO2500、AD1000PRM、DT880、HD25-1、..............といったヘッドホンを持っているある種趣味でヘッドホン好きな者の評価です。
ゼンハイザーにおけるヘッドホン上位機種のスタンダードであったHD650が長らく名機と謂われて親しまれていましたが、その技術とはまったく違う、新しい技術を投入するために、HD800はこれまでのゼンハイザーとは血統が違うのだと手にとって感じましたし、音に関しても同様です。
HD650にあった柔らかさ、温かみのある音とはかなり違います。
よって、HD650を愛用していた方からすれば、肩透かしや予想外で避けるのも考えられると思えるわけで。
これ自体が独立して新機軸なフラグシップなわけです。
自分としてはHD650が眠たい、やぼったい音に感じられて、何故皆が推しているのだろうかと、個人的主観ではどうにも気に入るには難しく、ゼンハイザーはHD25-1があればあとは要らないかなと避けていたところ、ヘッドホン祭での発表で国内初披露された時に試聴して驚愕。
次元の違う澄み切った音、ボーカルが耳から外に自然に抜けていく.....これしか得られない音の空気感、実体感は他の機種では到底及ばず、さすがに10万以上になるとある種の表現力を感じます。
高音寄り低音寄りかという話ではやや高音寄りになります。ソースによってはキツめの音に感じます。キンキンとした表現になってしまうことも少なからずありますが。
それでも息を飲む程実体を感じる音に唯一これしかないと断言させるなにかがあることは確か。
音評価自体を具体的に文章化するにも、書いている自分の文章力も乏しさもそうですが、比較と比喩でしか語れないオーディオ道が虚しく感じますし、体験しなければ、耳から得た情報など言語でどうこういうのも理屈に引っ張られ過ぎて、聴いた自分の耳からそのままの感想とはいっても、人によって違った見られ方もあるかと思います。
比較して聴いてみた感想を書こうとしたら理屈屋なってしまいそうなくらい悩ましい。
見た人に理解してもらう感想をいうには難しく、思考停止してしまいます。高い商品だし、全て魅力を理解し切れているかも怪しいですし、レビューにはまとめきれない魅力もこれにはある。
経験でいうのが1番簡単で、
「とあるCDを聴いて、あるフレーズの瞬間自分は棒立ちになり、座る椅子があるにも関わらず立ちどうしで聴き入り、感動で胸いっぱいになった。自分自身の中の琴線に触れた。」といったような。そういう体験も冗談抜きであったりしました。大袈裟振りな体験談かもしれませんが。
使用環境はDACがnorth star designの192DACmkII、ヘッドホンアンプはIntercityのHD-1Lです。
音色からしてジャンル万能かと思いきや、かなりソースによってはじゃじゃ馬というか、高音があまり良くないことになったりしちゃうので、なかなか難しいヘッドホンですね。それでもデザイン、音評価含めて大好きです。
これからも大事にしたいヘッドホンですね。