主人公は隻眼の運び屋の青年。一国の女王から、政略結婚先から助け出されたばかりの王女とその護衛を新たな政略結婚先に送り届けるよう依頼され……、というお話。ファンタジーです。
かなり痛々しい始まり方をしますが、読後感は爽快。丁寧に読んで行けば何となく先が見えはするものの、二転三転する仕掛けのあるストーリー構成で、張られた伏線がきちんと回収されていく爽快感は格別です。
最初はヤなおばちゃんにしか見えなかった女王の真意が明かされた時、不覚にもほろりと来てしまいました。
絵柄は好き嫌いがあるかもしれませんが、ほどよくほぐれた端正過ぎない線がストーリーの雰囲気に良く合っており、個人的な評価では文句なし。
最近読んだ単巻のファンタジー漫画の中では、出色でした。