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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
前半は読ませるけど・・・,
By ワッピ (千葉県佐倉市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゼロの焦点 (新潮文庫) (文庫)
映画が封切られるというので、読んでみた。相手の素性をよく知らぬままに結婚した若妻の微妙な心の動き、夫婦とはいえどこかぎこちなさが残る二人の関係など、女主人公の気持ちが、ていねいに描写されていて好感が持てる。 しかし、いくつかの殺人事件に彼女が巻き込まれていくなかで、真相を解明しようとする彼女のアクティブな活動が目立つにつれ、最初の女主人公のあやういイメージが次第に消え、女探偵のように描かれているのは、いくら推理小説とはいえ、ちょっと違和感を覚える。 ラストシーンの描写は映像的だが、なんかうそ臭いという印象がぬぐえない(詳細はかけませんが)。 結論から言うと、人殺しの数をもっと減らして、女主人公以外の人生がもっとリアルに浮かび上がってくるような、サスペンス的味付けをした人生ドラマにしてほしかった。 余談ですが、昭和三十年代は、皆がタバコを吸い、ウィスキーがよく飲まれていたんだなあ と、変なところに感心してしまった。それと、「プライバシー意識」が希薄だったことがわかる。当時は、警察や医師や新聞が、こんなに簡単に個人情報をもらしていたのだろうか。 その意味で、時代を感じた。
29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本編のリアリティは○、カバー裏・巻末解説は×,
By K内 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゼロの焦点 (新潮文庫) (文庫)
新婚早々失踪した夫を探して東京⇔金沢を行き来する妻の視点で、事件を追う。約1ヶ月間で全容が明らかになるまでに、いろいろな人の過去や現在の生活が明るみに出る。 過去を描出するときも、あくまでも現在の妻の視点に立っているため、自然に人間らしい文章の流れになっています。年末の日本海側の寒さを背景としたそのリアリティが、松本清張の上手いところなのだろうと思いました。 逆に、巻末の解説に、このあらすじを時間軸に沿って説明してあるのですが、こっちは全く読めた代物でない。これとの対比に、改めて、松本清張の説得力をすごいと思いました。 本編とは無関係なんですが、新潮文庫のカバー裏の解説は、良し悪しです。。そこまで書いちゃうかよ。と。 他の新潮文庫でも、たとえば、『異邦人』(カミュ)のカバー裏。明らかに書きすぎ。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
北陸の冬をイメージする暗いトーンで話が進んでいく,
By itchy1976 (福岡県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゼロの焦点 (新潮文庫) (文庫)
新婚1週間で失踪した夫、鵜原憲一の行方を追って、妻、禎子が金沢で夫のことを訪ね歩く。東京と金沢を行ったり来たりしながら、今まで知らない夫のことを知るにつれて、人が殺され、事件が進んでいく。全体的には北陸の冬をイメージする暗いトーンで話が進んでいく。犯人は誰なのか?動機は何なのか?を探りながら読んでいくのがいいのでしょう。時代背景(昭和33年)が影響するのかどうかわからないが、何か無理があるなあという印象がある。個人情報の扱われ方についてはすごく違和感を感じるのは仕方がないところか。
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5つ星のうち 1.0
リアリティーの欠如
自分はなぜか推理小説、探偵小説が好きになれないのだが、本著を読んでいてはじめてその理由が氷解した。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ナッチョ
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