ベタなファンタジーでありながら、今回もエロい電波がばんばん出てる『ゼロの使い魔11』。
さて、今回はガリアからタバサを救い出したルイズが、国の法を破った罰として鬼母から折檻されるという話。
なんじゃそりゃ。
まあ、それはプロローグに過ぎず、物語は本筋に向けて、大きな流れに向けて、動き出す。
虚無の使い手と使い魔を巡る争いの兆しが、徐々に形をとっていく。
この辺りは丁寧なストーリーテリングで、自然と引き込まれていく。
オーソドックスであるが、やはり先が気になる。
その中で、サイトとルイズの関係が変わっていく。
もう一度、最初に立ちかえって、魔法使いとその使い魔の関係まで戻って、二人の関係とは何かと問掛けるのだ。
ホントはもっと元の世界が恋しいんじゃないのか?
ルイズへの気持ちも含めて偽りの作られたモノじゃないのか?
こういう展開は、軽い語り口ながら、ポイントポイントでグッと来る。
お互いの不安な気持ちがよく分かるもの。
それを乗り越えてそれでもやっぱり…、ていう展開はやっぱり萌えました。
そんな中でも、終盤に向けて物語は勢いを持って転がり出す。
一気に戦いに突っ込まれ、その中でサイトの思いにシンクロさせられるわけです。
自分に出来ることに気付くわけだ。
『自分の手の届く範囲にあるものを守りたい』
つまり、そういうことなのだ。
王道だが、心に響く決意だ。
ほんと、ちゃんといい物語してます。
さて、まだまだ、話が広がりそうな感じがひしひしとして、次巻がを待つのが楽しくなってしまったよ。