この本は会話を重視した初心者向け(きっと独検4級未満)の本で、詰め込みすぎていないことが特徴だと思います。私の基本的なドイツ語学習の姿勢は、文法の理解と単語力をあげることを重視したものですが、1冊くらいは簡単な会話中心の本を持っていてもよいだろうと思い手にしました。
「ダイアローグで学んでみよう」というセクションが本書の半分以上を占めています。
このセクションでは、まず、丸暗記に適した短めの会話が紹介され、その後に簡単な文法的解説と応用表現が紹介されています。これが20節あります。各節でそれぞれ異なるシチュエーションと文法のポイントが取り上げられています。付属CDでは、通常速度とゆっくり速度の2パターンで会話と応用表現が読み上げられています。ゆっくりの読み上げの後にはポーズがあるので、声に出して繰り返すことができます。
「文法編」では会話で必要な文法がわかりやすく、最小限に(たとえば2格は省略されている)取り上げられています。
「ヴィジュアルドイツ語」では絵と併せて関連する名詞が定冠詞付きで読み上げられ、性を覚えるのに役立つでしょう。
私は、本を見ずにCDで会話の読み上げを聞いて、ポーズで完全に同じように声に出して繰り返す練習をしています。文法中心の独学者には息抜きのような感じで気に入っています。欲を言えば、「ダイアローグで学んでみよう」がもっと多く、もう少し難しい会話もあればよりよかったです。