この本は、1から9、そして無限集合や "e"について沢山の数学者の業績や数学理論に触れ、数学史も交えながら整数論の初歩について詳解しています。同じブルーバックスシリーズの"素数入門"同様、中身を実際に計算していき、そして考えていくと徐々に深い領域に達する事ができます。"7の話"は大変密度が濃く、フェルマー数、オイラーの発見と証明、ガウスの正17角形が出てきます。無限集合"・・・の話"ではカントルが登場しガリレオが導いた関係から無限集合を定理したと記されています。この他超限基数アレフなど大学で履修する題材も載っており、決して侮れません。"数学の中の数学"に入ってみましょう。できれば本書と竹内外史著の"集合とはなにか"とを併読すると、数学専門書を読破できる素地が僅かながら出来てきます。