同質な人たちの中にいることが楽に思うようになったのはいつからだろう。
経済力、学歴、成育歴、家族構成など自分とは異質な人に出会ったとき、
好奇心が満たされ、刺激され、自分も変われる。
あるいは、自分は自分、自分でよかったと改めて見直す機会にもなる。
そんな風にとらえていた頃があったのに。
「違い」を「格差」と感じて、コンプレックスや嫉妬、違和感、嫌悪感にとらわれるばかりで
そういう人や場所からは離れたほうが楽だと感じるようになったのはいつからだろう。
人や場所を避けて、気がつくと深く話せるのは夫くらい。ルーティーンな毎日を過ごす40代後半の私。
この本を読んで、今、友達がいない原因に思い当たったような気がした。
友達がいなくて、いないほうが楽に思える原因。
でも、時々さびしくて、その寂しさの原因。
何故かなと考えてもはっきりつかめなかったこと、それが文章化されていた。
だから夢中で読んだけれど、余計悲しくなった。
こんなに細分化されたミリ単位みたいな階層差に
優越を感じたり劣等感を感じたり。
高校受験直前の娘や周囲をみていても、それはこれからも続きそうな感触をもつ。
日本の社会特有なのか? うっとおしい。
地方出身の私が30代に初めて首都圏で暮らしたとき、
子育てサークルで出会った母親たちの
出身校が有名私立であることが全く珍しいことではなかったときの
ちょっとした驚きも思い出した。
あ、地方と首都圏の違いを初めて知ったような。