前巻に引き続き、関西全国大会編。
大阪城の様なドメスティックな場所と、だだっ広い荒れ地が同居しているので、前半と後半のギャップが激しい巻。
兵庫県に見渡す限りの荒れ地が有ったりするけど、細かい事は気にしない。
大会を運営する黒幕は良からぬ事を企み、関東からはリベンジに燃えるJS-3とケーニヒティーゲルが参戦。殺伐とした空気が支配する大会を、主人公一行はいつも通りの明るさで進んで行きます。
個人的な今回の見所は、最強の現用車両説も根強いメルカバ。
戦車という圧倒的な暴力に対する三者三様の思いが交錯する中、「荒地で頼れる物は己のみ」と言わんばかりのヒールさを見せ付けます。
イスラエルは賛否を抜きにして、そうやって生き抜いてきたわけで、「荒地」とは単なる中東の地形ではなく国際社会の比喩なのでは?とも思ったり。少々穿ちすぎかもしれませんが。
メルカバ編と同様に根深い遺恨を残すカツコフと紅子がどのような決着を着けるのか、二人の勝負の行方も気になる所。次巻以降に期待です。
蛇足ですが、イスラエル軍の戦車学校は女性教官が多いことで有名。多分、本物はあんな風ではないと思います。