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セント・メリーのリボン
  

セント・メリーのリボン [単行本]

稲見 一良
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

やさしさと誇りと威厳と。筋金入りの不良老人作家が贈る5つの感動。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

稲見 一良
1931年、大阪府生まれ。記録映画のプロデューサーを経て作家になる。’91年『ダック・コール』で第4回山本周五郎賞受賞。至純な魂を持ち続け、感動的な作品を生み続けた。’94年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 新潮社 (1993/06)
  • ISBN-10: 4103929014
  • ISBN-13: 978-4103929017
  • 発売日: 1993/06
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 624,804位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
うれしい復刊 2006/8/23
形式:文庫
稲見一良、風間一輝は、日本の誇る素晴らしいハードボイルド作家でありながら、一般にはそれほど知られることなく世を去っている。

特に『ダックコール』で山本周五郎賞を獲った稲見氏の本を読むと、「こういうハードボイルドもあるんだ」と目からウロコが落ちる。

何しろ、稲見氏自身が山本周五郎の「樅の木は残った」をハードボイルド作品として敬愛していると語っていたぐらい。

カッコつけて背伸びするやせ我慢だけのハードボイルドではなく、まさに<大人の>ハードボイルドを描ける作家だったのだ。

これは犬や野鳥を愛し、自然と戯れ、だけど背筋をぴんと張って何かに耳を澄ます。そんな大人の男たちがたくさん出てくる短編集である。特に表題作に出てくる<猟犬探偵>竜門は実に魅力的。

せっかく復刊されたんだから、ハードボイルドファンなら読まないと損をすると思う。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モコ
形式:文庫
最高のハード・ボイルド小説。最初から最後までかっこいい人ばっかり。しかも何度もほろりときてしまいました。とくに最後の猟犬探偵は最高。こんな話をたくさん読みたいものです。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
稲見一良のことはまったく知らなかった。今回「この文庫が凄い」で06年度第二位になったことで読んでみた。結果、ずーと手元においておきたい一冊になった。値段は税込み500円。本の厚さからいって100円ほどサービスしているような気がする。稲見一良の文章を広めようとして、遺族・出版社ともに儲け部分を削ったのだろうか。そう、稲見一良はすでに故人だ。活躍期間は89年から94年の5年間のみ。5冊の本が残された。処女長編「ダブルオー・バック」を刊行した時点で、医師から余命半年と宣告されていたと言う。

ガンはいつの間にか特別な病気ではなくなった。ガンを克服する人は多い。ガンで亡くなる人はさらに多い。ガンを告知されて、余命を延ばしながら素晴らしい仕事を成し遂げた人も枚挙にいとまない。例えば、余命は延ばさなかったが、「一年有半」の中江兆民、近くは約一年と少しで五冊の著書と旺盛な講演活動をした考古学者佐原真、今現在闘っている辺見庸。

みんなに共通しているのは、死を見つめていない、ということだ。死は見つめなくとも目の前にある。だとしたら、見つめるのはそこからしか見えない生の世界だ。とくに稲見一良はその人柄か、本当にやさしく見つめている。

中篇「セントメリーのリボン」で少女は犬専門のこわもての探偵、竜門卓に言う。

「無愛想に見えて、気配りのある優しいお人やから。」

「わたしがか?」

「とぼけてもだめ。自分でもわかっているはずや‥‥‥」
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秀作揃い
ハードボイルドというカテゴリーに関係なく一読をお勧めします。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: RB
表題作だけ読むならいいが!
表題作の「セントメリーのリボン」は猟犬探偵竜門が、ハードボイルドのいい味を出しているが、他の作品はこの作者が書ける題材ではなかったのでは。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ミステリーマニア
こんな作家が日本にいたとは知らなかった!
どの短編とも良いが、特に表題の「セント・メリーのリボン」には脱帽。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/28 投稿者: Dragonfly
自然賛美、犬賛美している、大人の為の素晴しいハードボイルド
「焚火」
「花見川の要塞」
「終着駅」
「麦畑のミッション」
「セント・メリーのリボン」... 続きを読む
投稿日: 2008/4/28 投稿者: ゴルディアス
傑作次作を読む前に本作は必読です
本作でデビュー?した猟犬捜し専門の探偵、竜門。相棒のジョー(犬)と一緒に事件を解決する。と書くとチョット触手は伸びないかもしれませんが、良質なハードボイルド小説集... 続きを読む
投稿日: 2007/8/11 投稿者: hiraku
感動に飢えている方に
残念ながらこの作家の本をもう読むことは出来ません。

男の矜持と銃を書かせたら日本ではトップクラスの作家だと思います。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/5 投稿者: MASAYUKI
男の矜持
これほどまでに切なく、暖かく、引き締まった文章は

滅多にお目にかかれるものではない。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/25 投稿者: マコガレイ
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