24才フリーターのるかが、母の妹である龍子叔母さん宅に居候することになる。
叔母は48才独身の働き続けてきたキャリアウーマンだ。
その龍子叔母との暮らしを収めた本だが、けっこう味わえる1冊。
出雲でソバ屋を開く両親に付いて行かない替りに
叔母宅で家事を受け持つのだが、
全く他人でもないけど、母親でもない、
女としては人生の先輩にあたる叔母との暮らしは、
女の将来をサンプルとして見せてもらう感じだ。
もちろん24才のるかの現状の生活も踏まえて日々が過ぎて行くが、
専業主婦、独身、共働きといった生き方や
更年期にニートといった問題まで幅広く展開される。
恵まれてるって言われても、不足した経験がないとその言葉は心に響かない。
恵まれてしまったかもしれないが故の、漠然とした悩みや不安はあるのに
そのもやもやした心をくみ取ってもらえない。
そんな気持ちを軽くしてくれる本に感じた。