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センチメンタルな旅・冬の旅
 
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センチメンタルな旅・冬の旅 [ハードカバー]

荒木 経惟
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,150 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

これは愛の讃歌であり、愛の鎮魂歌である。新婚旅行での“愛”を記録、私家版『センタメンタルな旅』から21枚。妻の死の軌跡を凝視する私小説的写真日記『冬の旅』91枚。既成の写真世界を超えて語りかける生と死のドラマ。

登録情報

  • ハードカバー: 124ページ
  • 出版社: 新潮社 (1991/02)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4103800011
  • ISBN-13: 978-4103800019
  • 発売日: 1991/02
  • 商品の寸法: 26.6 x 19.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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38 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By abjohn トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
一時代を風靡した荒木経惟氏による「私写真集」。1991年発行。前年に亡くなった愛妻・陽子さんが病に倒れ、そして亡くなるまでの数ヶ月間を克明に収めた「冬の旅」と自費出版で発行され陽子さんとの新婚旅行(京都、柳川)の模様を収めた「センチメンタルな旅」(1971年)との2部構成になっています(前半が「センチメンタル〜」で後半が「冬」)。

この本の発売当初、「波」誌上で荒木氏と篠山紀信氏とが対談しましたが、徹頭徹尾「商業写真家」といえる篠山氏と、究極の「極私写真家」である荒木氏との対談など、はじめから成立するわけもなく、案の定、激突。この対談を機にしばらく両者の絶縁状態が続いたのは記憶に新しいところです。篠山氏は妻の死までをも商品化する荒木氏の姿勢に強い拒否感を感じたそうですが、荒木氏にとっては写真を撮る行為自体が彼の生き様であり、商品化云々以前の話という立場。篠山氏は確かに奥さんの南沙織を撮影して、世に問うたことはないですね。ところが荒木氏はたとえ撮影対象が愛妻の死という究極の悲しみであっても、写真家としての本能のおもむくままにシャッターを切り、記録として収めたところが「私写真家」たる所以なのです。

この作品を見て果たして荒木氏が愛妻の死を本当に商品化しているかといえば、もちろんそんなことはありません。もし、少しでもそう思えたら自分の感性をいま一度、振り返ってみたほうがいいかもしれません。淡々と日記風に語られるこの「冬の旅」ですが、底辺に流れるのは失われつつあるかけがいのない存在に対する慟哭の叫びであり、激情の発露以外の何ものでもありません。それでもひたすら感情を押し殺したかのように淡々と撮り進む荒木氏の心情を察すれば、涙なくしてこの写真集に接することはできません。いつ何時も表情を変えることのない愛猫「チロ」の絶妙な役者ぶりが、よけいに悲しみを増幅させます。私はこれほどの悲しみをたたえた写真集を後にも先にも見たことはありません。

幻の写真集と呼ばれた「センチメンタルな旅」では、ただハッピーな面ばかりが強調される新婚旅行というイベントに対して、人間が本来もつ本能的な面を赤裸々に写し込むことで、「本当はいちばん触れられたくない部分」を強烈に突いてきます。かなりズンときます。「冬の旅」と交互に見比べることで、さらなる無常観へと見るものを誘います。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
以前買ってあったこの写真集を改めてみて涙がでた。
この本は妻・陽子との新婚旅行からはじまり、癌による死までが収まっている。
妻・陽子への深い愛があり、それ故に深い哀しみがある。
死という現実が痛ましく、それ故に愛のぬくもりが残る。

人は誰しもこの世を去る。
アラーキーのように愛する人に去られるかもしれないし、
陽子のように愛する人を残して去るのかもしれない。
ある日突然にくさびは打ち込まれ、無情に別れの時がくる。
そんな無情の生の中で、愛し合う美しさに胸を打たれた。

アラーキーは、この本を私の愛であり写真家決心であると書いている。
まさしくこの本は、アラーキーと妻・陽子の愛の記録であり、
写真家として揺るぎない原点となっているように思う。

このレビューは参考になりましたか?
43 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
彼女は泣いた 2007/2/22
形式:ハードカバー
僕の大好きだった人はこの写真集を見て泣きました。

僕もなんだかセンチメンタルになっちゃって

一緒に泣いてしまった。

そんな思い出の一品。

一緒にいよう

二人で泣いたあとそう言ったんだけど。

結局それは叶わなかった。

懐かしい僕の恋の終わりの一品。

星5つじゃ評価できないよ。
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最近のカスタマーレビュー
ありがとう荒木さん。
泣ける写真集だと聞いたから泣けないと困る。期待大でページを開いた。

泣けて仕方がなかった。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 青二才
写真家の人生
「これは、一冊の映画だ。」みたいなコメントを思いついたが、考え直した。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 旅するわかめ
写真集を見て泣いたのは初めて
この写真集は泣けると聞き写真だけで?と疑っていたが、モノクロの写真と淡々と綴られる生と死の描写に涙なくしては見られなかった。
ありがとう。荒木さん。
投稿日: 21か月前 投稿者: rika
生きている人を愛する喜びを知る。
写真家・荒木経惟(あらきのぶよし)の愛した妻・陽子との新婚旅行から死までの赤裸々な日常生活から、生きている喜びと愛する行為の体感が伝わってくる素晴らしい写真集であ... 続きを読む
投稿日: 2008/7/5 投稿者: ビタミン・トム
男女の形
この本にあるのは恋愛ではなく男女が一緒にいる一つの形だ。
男女が一緒にいればいろいろな形があり、それを記録にとればこの写真集は成立する。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/15 投稿者: よっちゃん
極めて濃厚
極めて濃厚な「写真集」。写真家としての私小説的。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/8 投稿者: 伏見の光
心が揺さぶられる
開く度に、切なくなる写真集です。
「撮る側」であるアラーキーは生きていて、... 続きを読む
投稿日: 2007/8/6 投稿者: カロリナ
記憶がたしかなら、、、
おくさまの亡骸を車に乗せてドライブした。

ご遺体のお写真思い出ことばば画像が代弁するのでなく... 続きを読む
投稿日: 2007/5/10 投稿者: flora
生まれて初めて購入した思い出の写真集!
天才、荒木経惟の純粋さの結晶。ダイヤモンドの原石ができあがるまでは、最低8億年はかかるらしいが、荒木経惟の純粋さの結晶は、8億年どころではない。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/10 投稿者: にじむにじ
かけがえのない人を亡くした時に
何年経っても見てるうちに涙がこぼれてきます。それは、ずっと誰もが心の隅に秘めている「愛する人がいなくなった時の恐怖と愛おしさ」を思いしらされるから。きっと自分もア... 続きを読む
投稿日: 2006/2/5 投稿者: ぶりゅれ
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