その名の通りセンサ回路に的を絞った書である。扱うセンサは以下の通りである。
1章:センサの概要
2章:熱電対
3章:白金測温抵抗体
4章:フォト・センサ
5章:ホール・センサ
6章:圧力センサ
7章:AC電力センサ
8章:超音波センサ
本書の流れとしては、センサ(デバイス)の説明から始まり、温度補償の仕方、素子の定数の設計法、使用するICの説明…と続き、最終的に完成した回路図を示すという流れである。どのセンサ回路もかなり詳細な回路図が示されている。本書のようにセンサ回路に的を絞り、詳細な回路図が示されている本は意外に少ないと思うので、貴重な一冊だと思われる。ただ、出版からかなり年数が経っているので紹介されている各種部品の仕様や特性が変わっていたり、生産中止になったりしている可能性があると思われる。また、紹介されている部品メーカの名前も変わっている。例えば、立石電機→オムロンというように。確かに古い本ではあるがセンサの原理等は変わらないので、現在でもかなり有用性のある一冊であることには変わりは無い。センサ回路を学びたいなら、一読をお勧めする。