内容紹介
30年の演奏活動の成果を世に問うデビュー作。敬愛するマイルスやチェット作品に日本歌曲。 オリジナルを加えた渾身のアルバム。ジャズ評論家・瀬川昌久
中堅トランペッターとして広く活躍する伊勢秀一郎が、自己のトリオによる初リーダーアルバムを制作した。ビッグバンドからコンボまで、ライブハウスで彼の姿を見ない日はない位、多忙な活動を続けてきた彼にしては、遅すぎたデビューとも思えるが、それだけにこのアルバムの内容は、並尋常なものではない。彼のトランペットを含めてトリオ編成、ピアノとベースの二人だけのリズムセクションがバックをつとめる。しかもピアノとのデュオ、ベースとのデュオが一曲ずつあり、全篇を通して彼のトランペットが存分にフューチャーされている。他のトランペッターのリーダーアルバムの多くが、少なくともカルテットか、サックスを加えたクインテット編成をとっている事を考えると、彼がこのトリオに賭ける意気込みの強さがうかがえる。
アーティストについて
1955年10月18日、宮城県石巻市出身。中学2年の時に、ラジオ番組『ナベサダとジャズ』を聴きジャズファンになる。小学校6年から高校3年まで剣道少年。1975年に上京し、トランペッターのマイルス・デイビスに憧れて、大学のジャズバンドでトランペットを独学で始める。1978年頃よりプロ活動を開始。高橋達也(ts)&東京ユニオン、高橋達也(ts)クインテット、バイソン片山(ds)バンド、松岡直也(p)バンド、Music Magic Orchestra、角田健一(tb.arr)ビッグバンド、内堀勝(arr)ビッグバンド等を経て、現在は宮間利之&ニューハード、東京リーダーズビッグバンド、松尾明(ds)テイクテン、野口久和(p.arr)ビッグバンド、増根哲也(b)R.A.P.及び自己のバンドで都内のジャズクラブ等を中心に活動中。ハンク・ジョーンズ(p)、デビット・サンボーン(as)、デビット・マシューズ(p.arr)、サリナ・ジョーンズ(vo)、ジミー・スコット(vo)等のミュージシャンとも競演。2000年にニューヨーク、北京公演、2007年に上海公演を行う。