神道と北欧神話が混在する、異色ファンタジーの2巻目。
お前が私の「探し物」か、とオージンに仕える戦乙女ラーズグリーズの鎧に選ばれた神渡優。
すでに1巻ではアルヴィトの鎧に選ばれた四ノ宮正隆が登場。
どうやら、姓に「神」の文字を持つものが重要みたいで、1巻から登場している、優の同級生である神戸智樹、2巻から登場の神林このは、女教師の神代雪乃と、
神渡、神戸、神林、神代と汪宿四社が揃いました。
今のところ、戦乙女の鎧として発現したのは、優を含め、四ノ宮正隆、神代雪乃の三人。
とはいえ、四ノ宮、神代の二人は外伝的な扱いのテレストリアルクローズの登場なので、本編とどう絡んでくるかは未知数です。
本編は学校の行事である春登山中に、優たちが「騎士」と呼称される敵と遭遇し戦いを強いられる内容、儀式を行う者の命を代償に払って行使される騎士はダークファンタジー描写が上手くはまってます。
ラストの伏線の貼り方も、続きが気になる…
外伝の方はドヴェルグ(ドワーフかな)と呼ばれる小人が、人間に対抗するべく魔法の道具を造るために、
「生娘の唾液」の染みついた道具を小学校で盗んでいたのを退治するというお話。
外見が小学生なアルヴィトの「許婚」設定が理由で、リコーダーを盗んだ犯人に疑われる四ノ宮の不遇が、いかにも作者さんが楽しんで書いておられるなーと。
本編が重めな分、丁度良いバランスの読後感でした。
総じて楽しんで読めました。今回は顔見世の色合いが強いお話でもあり、本格的な話が始まるのは次巻以降でしょう。
神道、北欧神話の繋がりが未だ見えてこないので、☆4としました。内容としては満足しています。