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「ノウハウ・ドゥハウ」シリーズでおなじみのHRインスティテュート・野口吉昭が、セルフ・コンサルティングをテーマに論じた1冊。全5章の章題は、「自分のまわりの変化の波を語れますか」「時代の解決方法、自分のものになっていますか」「自分をできるヤツだと思えますか」など、ビジネスパーソンの心を突くような言葉が並んでいる。こうした自問により自らを客観視させるのが、本書の狙いの1つになっている。
著者はまず、消費者ニーズ、精神世界、教育、優れた起業家、優先順位決定の具体的ケース、リエンジニアリング、リレーション・マーケティングなど、多彩な観点から人々の価値観が急激に変化していることを指摘。そこで「今、何をすべきなのかを自分たちで考え尽くす組織に変革する」こと、「フィールドで自分で考えそして行動する」こと、ビジョンを設定することなどが必要だと論じる。「共生」などビジネスから縁遠いような概念をも吸収するなど、新鮮な刺激が得られる論考である。
本書は、こうした自己啓発書的な性格をもつ一方で、仕事術や心理戦術、マーケティング論、人脈のつくり方、プレゼンのノウハウなどを紹介したノウハウ書としての一面も備えている。「できるヤツ」の働き方など、興味を引く内容も盛り込まれている。
著者は一連の主張のなかで、今ビジネスパーソンには、社会、企業、職場、家庭にとって自分とは何かを問い、「自分概念」を再確認することが求められていると説く。多数の要素が詰め込まれた感のある1冊だが、全体を貫くビジネスパーソンへの提言は秀逸で、自分を磨くよき指針となる。(棚上 勉)
出版社/著者からの内容紹介
今の日本経済は、まれに見る厳しさに満ちている。製造業は製造部門をコストの安い海外に移転し、その結果、国内産業の空洞化が進んでいる。以前から生産性の低さを指摘されていたホワイトカラーは、絶えず合理化の恐怖にさらされている。さらに、デフレを理由に昇給もない。まさにビジネスパーソンは、八方塞がりの状況にある。
本書は、この閉塞的状況のなかで、ビジネスパーソンが生き残り、さらには自らを企業になくてはならない人材にスキルアップしていく手法を、コンサルタントの目を通して具体的に紹介したものである。
本書のなかで、著者は、「できるヤツは、客観を主観化できる 主観を客観化できる」と言っている。自分が置かれている状況は客観的に見、自分の能力は主観的に判断する。何事につけ、我が事には感情が入りやすいものだが、この冷静な自己分析こそスキルアップの基盤だと言うのだ。まさにセルフ・コンサルティングの時代なのである。
内容(「BOOK」データベースより)
今、日本の経済環境は、まれにみる厳しさに満ちている。製造業は製造部門をコストの安い海外に移転し、その結果、国内産業は空洞化した。生産性が低いホワイトカラーは合理化の波にさらされ、デフレに連動し価格破壊が進んでいる。どこにも楽な話はない!本書は、そんな受難の時代を生きるビジネス・パーソンに、自らをコンサルティングし、スキルアップする方法を伝授する、必読の一冊である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野口 吉昭
1956年生まれ。横浜国立大学工学部大学院工学研究科を修了後大手建築設計事務所に入社。その後コンサルティング・ファームに入社。マネジメント・コンサルティング部門の責任者として200社以上の企業、自治体、学校などのコンサルティングを担当。企業革新プロジェクト、ビジョン構築プロジェクト、事業戦略・組織戦略・人事戦略策定などを行なう。現在、HRインスティテュート代表。コンサルティング活動のかたわら、執筆・講演活動も積極的に展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1956年生まれ。横浜国立大学工学部大学院工学研究科を修了後大手建築設計事務所に入社。その後コンサルティング・ファームに入社。マネジメント・コンサルティング部門の責任者として200社以上の企業、自治体、学校などのコンサルティングを担当。企業革新プロジェクト、ビジョン構築プロジェクト、事業戦略・組織戦略・人事戦略策定などを行なう。現在、HRインスティテュート代表。コンサルティング活動のかたわら、執筆・講演活動も積極的に展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)