ただ、警察の仕事がしたいだけなのに。どこへ言っても疎外される(というか、まともな人がいない)。
見ているうちに、「なぜ警官になったんだろう?」と疑問に。
と思うと同時に、セルピコが恋人に、警官になった理由を語った。
そのタイミングがあまりにもピッタリで(個人的意見)。
セルピコの純粋さ、人の良さに、とても惹かれた。
私は女性だからか、恋人目線で見る部分も多々あった。
2人目の恋人との言い争いも、共感する。
セルピコは、警察の不正と上層部の対応に苛立ち、自分の身の危険を恐れる。
対して、恋人は、まるで見当違いな返答をする。結婚して子供がほしいと言い出す。
二人の考えの方向性はまったく交わらない。
幸せの優先順位が違うのだ。
男女の考え方の違いがよく表れている。
本題もよかったけど、そんな点も、とてもよく表現されていた。
汚いことに関わりたくないなら逃げ出したらいい とすぐ諦めてしまったり、
目をそらして、朱に交わって長いものに巻かれて暮らす…(ゾンビに思える)
そんなことは、普通に仕事をしていてもよくある。
立ち向かうなんて、とてもできない。
でも、、、やっぱり、立ち向かわないと、どこに行っても変わらない。
自分の生き方も考えさせられた。
自分はゾンビにはなりたくない。
セルピコの温かい人柄のシーンが好き。
子犬を買うところや、貯まった仕送りを母から返されて「母さんの金だ」というところや、
警官になりたいと思ったいきさつを語るところや、パーティーで踊ったり人と話したりするとこや、
二人目の恋人との出会いのシーン(犬に「いい人だな」と言う)や、
居心地のよさげなインテリアや私服、コーヒーをいれて庭で食事したり。
シリアスなストーリーながら、ちょいちょい、温かい、センスのいい、ユーモアのある場面・演技が、とても魅力。
見所が多い。