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72 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これはレビューを書かざるを得ない!,
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レビュー対象商品: セル〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
『携帯電話によって人間がゾンビになってしまう話』なんてことを聞くと、どうしても年末年始に新宿や渋谷で「終末の日は近い」とか「悪の電磁波から身を守るためにはイエスの教えを守ろう」とかいう看板を持って街頭に立っていた怪しげな人たちを思い出してしまう。 そんな与太話を信じるのは学研ムーの熱心な読者である僕か、それに類する陰謀が大好きなパラノイアに取憑かれた一部の人たちだけである。 だがそんな脳味噌がいい感じに沸騰した人たちの話も、あら不思議!キングの手に掛かれば一級のホラー小説に! スティーヴン・キング教の信者にして、世界が崩壊する小説が三度の飯より好きな僕にとって 1、キングの小説であること 2、世界崩壊を描いたものであること という二つの条件がそろっただけで、それはポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュであり、麻雀でいう国士無双であることは疑いようもないのである。 それに加えてゾンビ!まぁゾンビというよりも、ダニー・ボイル監督の映画『28日後』のそれに近いかもしれない。だがそんな些細なことはどうでもいい。 キング!ゾンビ!世界崩壊! そんな小説が翻訳され出版されると聞いた瞬間、僕がメスの周りを走り回っただけでイッてしまうオスウサギのように身悶えたことは言うまでもないだろう。 何よりこの本はキング作品の中でもかなり読みやすい部類に入る。もし僕がキング教の宣教師だったなら、今まではキングの小説を初めて読む人には『ミザリー』『霧(スケルトンクルー収録)』『ファイアースターター』『呪われた町』あたりを勧めていたであろう。 だがいまは違う。いまなら、各家庭をまわってインターホンごしにこう言うだろう。 「携帯電話によって人間がゾンビになってしまう話に興味はありませんか?」と。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
濃度が薄い・・・,
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レビュー対象商品: セル〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
携帯電話で謎の電波を受け取った人間が突如凶暴化。そして彼らは次第に奇妙な変化を見せ始め・・・と、 キングじゃなければ、苦笑せざるをえないような設定。 それを一流のエンタメに料理するのがキングの腕・・・と いいたいところですが、 敵から逃げる緊張感も最初だけ。 こういうテーマのお話は、 崩壊していく世界、生存者たちの死闘、 人間同士の戦いが定番の見どころですが、 そういうのも弱く、かといって 他におもしろい見どころがあるわけでもなく・・・ かなり期待ハズレでした。
13 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
久々に“大風呂敷”キングを堪能中,
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レビュー対象商品: セル〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
キングのスゴイところは、生活の中の誰もが気が付きそうでいて、とても小説には展開できなさそうな題材を、見事なまでに膨らませて優れてエンターテイメントに仕上げられるところ。 携帯電話で人が・・・って、マインドコントロール手段としては、考える人は多いだろうけれど、 そこからゾンビ、そして文明崩壊という大風呂敷にまでを広げるあたりが、キングらしい。 「ザ・スタンド」との類似の指摘が多いが、僕はゾンビの描写を始めとして 個人的に大好きな「トミーノッカーズ」にもどこか似ている感じがして、とても懐かしい気分になった。 まだ下巻までたどり着いていないが、先が楽しみ。 蛇足ながら、松坂・岡島効果で僕もレッド・ソックスファンになったので、 キャッチャーのバリテックの名前が入ったTシャツゾンビの描写には、不謹慎なるも思わず笑ってしまった。
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