立つ。歩く。手を動かす。
そんな当たり前だと思っていたことができなくなった時、人は生きる望みを失う。
そして人は、温かく見つめてくれるセラピードックの瞳に希望を見出す。
その子と一緒に歩きたくて、一歩踏み出す。
撫でたくて、懸命に手を伸ばそうとする。
誰かに支えてもらえば、できるのだ。
著者・大木トオルはある老婦人にその方の心の支えだったチロリの死を
なかなか言い出せない。
しかし、それを知った時、その婦人は大きな声でこう言ったそうだ。
「チロリの分まで生きるから大丈夫!チロちゃんありがとう」
支えてもらえば、できる。
そして、「一人でも大丈夫」と思ってもらえたなら、それが真に支えたということであろう。
大木トオルは、本場アメリカで闘い続けるブルースシンガーである。
そして今、セラピードックの育成・普及にも闘い続けている。
この本は、「命あるものは幸せになる権利がある」という大木トオルの集大成と言えるだろう。
セラピードックについてだけでなく、犬の健康管理についても詳しい。