筆者の吉川悟先生は、言わずとしれたブリーフセラピー(システムズアプローチ)の著名な臨床家で、元日本ブリーフ・サイコセラピー学会の会長を務めている方です。 この本の内容は、今まで本の内容では理論派っぽく感じていた吉川先生の本よりも、読みやすく、身近で語りかけてくれる印象を受けます。 筆者自身のブリーフセラピーとの出会い、臨床感や、ブリーフを学ぶ人若い臨床家への意見などが、忌憚のない言葉でかかれています。その一方で、ミルトン・エリクソンからのブリーフセラピーの系譜や、その意義、その技術などにも触れていて、まさに、セラピーをスリムにする内容です。 この本を、はじめてブリーフセラピーの本として読む方には、理解できない所もあるかもしれませんが、その後、きっとさらに他の本を読みたくなるでしょう! 入門とはかかれていますが、ベテランの方でも、きっと改めて臨床を考えさせられることも多いのではないでしょうか? 是非読んでおきたい、そして、手の届くところに置いて読み直したい一冊です。