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セミたちと温暖化 (新潮文庫)
 
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セミたちと温暖化 (新潮文庫) [文庫]

日高 敏隆
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

東京では珍しかったクマゼミの声を、最近よく聞くようになった。虫好きは喜ぶが、ことはそう単純ではない。気温で季節を数える虫たちが、温暖化で早く成長する。しかし日の長さで春を知る鳥たちは、子育て時期を変えられない。餌が少なくて親鳥は大ピンチ。ひたひたと迫る温暖化の波に、生き物たちはどういう影響を蒙っているのか?自然を見つめる優しい目から生れた人気エッセイ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

日高 敏隆
1930‐2009。東京生れ。東京大学理学部動物学科卒業。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学学長、総合地球環境学研究所所長などを歴任。京都大学名誉教授。動物行動学をいち早く日本に紹介し、日本動物行動学会を設立、初代会長。2001(平成13)年『春の数えかた』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/12/24)
  • ISBN-10: 4101164746
  • ISBN-13: 978-4101164748
  • 発売日: 2009/12/24
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
恩師日高敏隆が亡くなり、まる3ヶ月がそれまでと変わらず過ぎた。先週末、添え状とともに奥様から本書が送られてきた。それは、先月遺影にお参りして来たことへのいわば香典返しにあたるものだろう。
本書のあと書きで、村上陽一郎が「日高さん。長生きしてください。そして、私たちを喜ばせる本を、もっと書いてください」と、切なる願いとして記されている。その日付が、21年10月。その後1ヶ月余りにして、日高敏隆はその人生を閉じている。村上ばかりでなく、多くの多くの人たちの願いもむなしく。

日高敏隆は、動物行動学者として紹介される。それはその通りなんだろう。しかし、本書を読んでみればわかるが、彼の思いは動物行動学と言う枠組みでくくるのはどうも違う気がする。
特に本書がその遺作であり、最晩年のエッセイであることを念頭に読むと、日高は哲学者であり、面白いくらいのさみしがり屋のヒューマニストであることがわかる。人や風景を含めた自然をこよなく愛し、冷徹な科学者の目と言うより、一個のナチュラリストとして暖かく我々を見守ってきた人だとわかる。

身近に触れてきた人間として、一ページをくるごとに、目が潤んで読み進められない。耳元で、あの声が聞こえるような、本書をお薦めする。
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者は動物行動学者として高名な人物である。こういった学者が書くエッセイは,豊富な知識や経験やそれらに基づく示唆が盛り込まれ,かつ堅苦しくなく,独特の味わいがある。
身近な都会の自然を綴る「セミたちと温暖化」,「シジミチョウたち」,「カラス対策」,教育への示唆に富む「人は実物が見えるか?」,「気になることば」,現代の社会のあり方に疑問を投じる「水と農業」,「里山物語」など,バラエティーに富むエッセイ集である。
タイトルはちょっと難しそうだが,たまにはこういった本を気楽に読んでみるもいいものである。
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By vatmideo トップ500レビュアー
形式:文庫
帯に「追悼」という文字があり、亡くなったことを知りました。
昆虫を中心とした「ヘェ〜」という知識、そこに潜む合理性を教えてくれるとともに、環境に関する考え方や人間の不合理性の指摘などを面白く読ませてくれるエッセイ集です。どれをとってみても、生き物を見る視線がとても優しく、好奇心に満ちあふれています。
面白く読めて、生物に関する雑学も吸収できる本です。
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