出張の機内で読んだ。前のレビューでも言ったが セブン関係は割と読むようにしている。
前に幾つか読んだ本は 鈴木というカリスマ的な経営者に関しての話が多かった。それに対し 本書は いくつかの商品に絞って その商品がどのような歴史と努力の下で 今日に至っているかを描き出している。その点が新鮮だ。
セブンの商品開発の熱意と 商品開発のシステム構築は大変勉強になる。特にシステム構築は凄みがある。セブン自身は メーカーでは無いわけだが 各種メーカーを統合し、リードしてセブン独自の商品を作り上げていく様には感銘を受けた。これは素人の予感だが 対比できるのはトヨタ自動車ではないかと思った次第だ。トヨタも関連産業のメーカーを育てた上で それらを巻き込んで開発をやっていると解している。自動車とおでんは その意味では似ているのかもしれない。
全体にちょっとセブン賛美が強いきらいはある。但し 著者が描き出す対象に惚れるのも 一つの作家としての「戦略」かもしれない。