当初この映画は「木曜日の子ども」というタイトルで,主演はキム・ソナssiで撮影されていました。ところが,撮影途中でキム・ソナssiが降板するというトラブルが発生しました。制作会社はキム・ソナssiを相手に訴訟を起こしましたが,キム・ソナssi側が勝訴し,結局は監督,主演も交代して,タイトルも「セブンデイズ」に変更して新たに撮影されました。
制作側としては,大ヒットを記録した「偉大なる遺産」のコンビ,オ・サンフン監督とキム・ソナssiを復活させたかったようですけど,目論見は外れてしまったようですね。
でも,正直言ってキム・ソナssiでは,敏腕女弁護士でシングルマザーというイメージは想像できませんので,ここはキム・ユンジンssiに変更して正解だった思います。
題名が変更されたために,月曜日の子どもは愛らしく,火曜日の子どもはおとなしく,水曜日の子どもは憂いが多く,そして…,木曜日の子どもは遠くに離れていく…,という,劇中で引用されるマザーグースの詩が生きなくなったのは惜しい気がしますが,作品自体は,犯罪スリラーやミステリーという分野が苦手な韓国にあっては,本格的なミステリー作品として良くできていると思います。
ミステリー物ですから内容には触れませんが,これだけの役者を集めて,撮り直してこの出来ですから,見る価値はありますよ。
特筆すべきは,殺人犯を演じた,いつも脇役ばかりのチェ・ミョンスssiです。素晴らしい演技です。そして,こんな役者が埋もれている韓国俳優陣の奥の深さを感じさせてくれます。