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セナvsプロスト―史上最速の”悪魔”は誰を愛したのか!? (SAN-EI MOOK)
 
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セナvsプロスト―史上最速の”悪魔”は誰を愛したのか!? (SAN-EI MOOK) [単行本]

マルコム・フォリー , 五十嵐 哲
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「アイルトンよ 誰かを殺してでもタイトルが欲しいか!?」 「セナは私を倒すだけじゃなく、破壊したかったんだ」 アイルトン・セナ生誕50年となる2010年にレーシングオン編集部が贈る、書き下ろし原著のまったく新しい「セナ・プロ」関連本です。 原書は2009年に英米で刊行された『Senna Versus Prost』で、本書はその邦訳版です。著者のマルコム・フォリー氏はスポーツライターとして30年以上の実績を誇るベテランで、長年にわたりF1グランプリを現場で取材してきています。 セナに関する書籍はこれまでにも数多く刊行されていますが、本書の最大の特徴はアラン・プロスト自身の2008年時の回想がほぼ全編に編み込まれている点です。アイルトン・セナというドライバーが伝説化されていく一方で、プロストにはこれまでそれほど多くの発言の場が与えられてきませんでしたが、プロストはこの本のために著者を自宅に招いて、ふたりの関係性だけでなく、セナのキャラクターについても独自の考え方を語り、評価しています。 本書では、ドラマチックに描かれるふたりの内情もさることながら、プロストのもつ「チームメイト観」も垣間見ることができます。そこにはセナ以前の“相棒”であるニキ・ラウダやルネ・アルヌーらとのやり取りが小さくなく、またジル・ビルヌーブとディディエ・ピローニというチームメイト同士が辿った運命を見てしまったプロストの苦悩も如実に感じ取ることができます。 セナがもしも生きていたなら、今年(2010年)で50歳。本書ではセナの死生感や恋人の存在にも切り込み、また晩年は仇敵であったはずのプロストを慕って死の直前まで相談していた事実も描かれています。1994年のセナの死から約15年を経てプロストが本著のためだけに語ったインタビューは非常に貴重で、これまでに語られてきた事実の焼き直しではなく、「セナ派」にも「プロスト派」にも、またもっともF1が光り輝いていた時代をあらためて知りたい人にも、オススメの1冊です。

登録情報

  • 単行本: 367ページ
  • 出版社: 三栄書房 (2010/6/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4779609798
  • ISBN-13: 978-4779609794
  • 発売日: 2010/6/16
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 235,183位 (本のベストセラーを見る)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を一言で言うと、セナ没後のプロストの視点(08年当時)が加わった「セナ本」です。

プロストだけでなく、ディレック・ワーウィックやナイジェル・マンセル、デーモン・ヒル、ゲルハルト・ベルガー等セナと近しいドライバー達やチームスタッフ達がそれぞれセナという強烈な才能と独特のキャラクターをどのように見ていたのかを、セナが死に至るまでの時系列で紹介しながら、究極的には「セナはどのようにセナだったのか?」にフォーカスが当たっています。

本書ではセナ自身がプロストを特別視していた事実が記されているのですが、その当人であるプロストが、感情的なシコリが洗い流されるだけの時間も経った08年時点で、セナとの戦いを振り返る言葉にはリアリティがあります。

プロストとセナの闘争は、「死」に対する距離感があまりにも違いすぎる二人が、その「死」と常に隣り合わせのレースで競い合っていた事で二人のキャラクターが浮き彫りになっていきました。

そして、プロストが亡きセナを語っているその事実こそが結果なのだというのが読後の素直な感想です。

セナの死について語るデイモン・ヒルの数々の言葉は核心に触れています。

そして本書の結び。
「人生とは、容易ならざるものだ。アイルトンはすべてを手にしていた。マネーも、そしてサクセスも。しかし人は一瞬にして、すべてを失う事もある。事故によって、あるいは私の兄ダニエルのように病気によって----。
人生は短い。このことを決して忘れてはならない」(アラン・プロスト)
このレビューは参考になりましたか?
39 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ホンダが第2期F1参戦を行い、中島悟氏が、日本人初のF1レギュラードライバーになった87年。

そこから、日本ではバブル景気とともにF1ブームが湧きおこった。

居酒屋の席でF1ドライバーの名前が飛び交い、若い女性までが「セナ様」なんていう、とんでもない時代だった。

このF1ブーム時代に中心にいたのは(とりわけ日本では)セナだった。

私は最初このブラジル人の新人ドライバーに特に関心を持たなかった。

しかし、89年に向けて、最強のホンダエンジン、常勝マクラーレン、2年連続チャンピオンのプロスト、若くてめっぽう速いセナがタッグを組むと言うニュースに心を奪われた。

そして、いつの間にか気が付けばTV観戦中の自分の視線の多くが、セナに向けられている事に気が付いた。

引退後、中島悟氏が「あいつは日本人の琴線に触れるようなところがあった」と語っているが、まさにそうだったと改めて思う。

そして、当時の日本では正義のセナ、悪役プロストといった勧善懲悪的な見方をされていたように感じる。

ただ、ファンであった私でさえ、セナは「尋常では無い」と思っていた。

ドライビングは、もちろんだが、勝つためには手段を選ばない、人と対立したり、非難されるような事を受け入れる彼の言動は明らかに常軌を逸していたと思う。

だからこそ、人々は彼に惹かれ、魅力を感じていたのだろう。

本著は、2008年にプロストの自宅で長時間行われた、プロストへのインタビューを軸に、数多くの関係者の発言とともに構成されている。

セナと長い間対立していたプロストへ、既に他界したセナのことを語らせるのは、一見アンフェアに思うかもしれない。

私も、そう感じた。

一方で他界し、伝説となり賞賛し続けられるセナに対して、プロスト置かれている立場は彼の惜しみないF1というスポーツへの献身、努力、そして積み上げた戦績に対して十分でないような気もしていた。

しかし、著者もプロスト自身も極めて、冷静だった。

極力、アンフェアにならないよう細心の注意を払っている事が良く分かる。

また、プロストがセナに対して「普通でない」、「チームメイトとしてうまくやれる相手ではない」と考えるプロセスをセナがF1に登場する前のエピソードから語られている。

特に新しい目新しいエピソードやトピックは無い。

しかし、あの時代にF1を観ていた全ての人に読んで欲しいと思う作品だった。

最後のデイモン・ヒルの一言こそが、あの事故の全てを物語っているのかもしれない。

また、このインタビューに応じたプロストにも(自分の視点からの考え方を活字に残したいと言う欲求があったにしても)尊敬の念を感じ得ない。

ただ本書のタイトル、とりわけサブタイトルだけは、この作品の本質とは、少しズレが生じているように思う。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
セナプロ対決、F1サーカスのワールドチャンピオン争いがどのような背景の中で戦われていたかをアラン・プロストを中心とした多くの証言から考察されている興味深い一冊。F1ドライバーが自分の経験と歴史にどれだけ影響を受けているか、そして、ドライバーだけの力ではどうにもできない運と権力者による大きな力に翻弄されていたかがわかる。F1に対する自分の価値観が少し変わるぐらい興味深く読めた。アイルトン・セナファン、アラン・プロストファンどちらにとっても新しい事実を知れる本だと思います。
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