スピリチュアル関連に関心の強いかたならご存知であろうアリゾナ州セドナの旅行記。メンバーは銀色さんと、「つれづれ」シリーズでおなじみ角川書店のスガハラくんとツツミさん。驚くような神秘体験を期待してはいけません。以下、わたしなりのポイントを箇条書きに。
★写真とエッセイ半々。写真はボルテックス(エネルギーの渦巻く場所)で大いにパワーを浴びたように見えたけど、文章を読んでみればあっさりとしたもの。
★数か所のパワースポットへ淡々とトレッキング。神秘的な何かを感じたかと言えば、三人とも、あっけらかんと「ぜんぜん」。その気負わぬマイペースな姿勢たるや感心する程。
★ヒーラーによるリーディングも淡々と。銀色さんいわく「意外なことはひとつもなかった」「私は自分で自分のことを、日常的にリーディングしているんじゃないかなと思う」。確かに。
★むしろ、強烈なヒーラー(本来は通訳)に真剣にどんどん迫って来られると、身がまえ距離を置くまでの冷静さ。
★笑える音楽ヒーリングにたまりかね、鬱憤ばらしの辛口おしゃべりでは「ここって、世界中から心身ともに疲れきった人々が、癒されるために集まってくるんでしょ? ということは、観光客のほとんどが病んでるってことじゃない?」といった発言まで飛び出す。
★さいごに銀色さんなりのスピリチュアル観を2ページほど。
・・・リフレッシュできたと書いてあるけど、この場所、それほど好きにならなかったんじゃないかな〜というのが率直な感想(もっと書くと、なんでここに行ったのかしら?)。正直この本、「やっつけ仕事」みたいに思えなくもなかったです。とにかく三人のマイペースな揺るぎなさが印象に残ります(これは悪い意味じゃないですよ)。