セゾン美術館付属の書店で働いていた永江朗が書いた自分とセゾンの歴史。
バブルの象徴ともみなされ、ニューアカブームなどもあって
80年代を席巻した西武の文化事業を
内部で働いている人間の視点から、関係者の証言を得て書いている。
非常に多くの人間が登場するが、趣旨としては
堤清二、パルコの創設者・増田通二、西武ニューアートの三角関係で西武文化事業が生まれたとの見解。
最後は堤清二との対談となる構成。
確かに清二の古い価値体系を壊し、新しい価値体系を作りだそうとする意欲、権力への反感、
卓越した世界観はコメントからも十分に伺いしれる。
清二の元に集まったさまざまな人間がいろいろなものを生み出した。
それがセゾン文化ではないかというのが永江の見解のようだ。