障害者のセクシュアリティはあまり語られてこなかった,という問題意識からまとめられたもの論考集。それぞれ興味深い論考であるが,まだ研究が始まったばかりであるからなのか,試案や中間報告的なものが多い印象。議論はまだまだこれから深めていかなければいけない領域なのかと思った。
結婚という制度に潜む優生思想,ロマンティックラブ・イデオロギー,ジェンダー意識の問題,介護の専門性,など射程は広く,その障害者のセクシュアリティの問題はそう簡単に指針が得られるようなものでもない。とはいえ,非常に重要なテーマであろう。