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桜井さんの作品は、ほとんど少女のメンタリティーをテーマに
している。その少女の主観がどうであったか?が一番の著者の興味
の対象なように感じます。
何と表現していいのわからないんですが、主人公が世界を拒否し
てしまっている感じでなんです。現実の社会は敵であって、どう
なってもいいっていうアパシーに貫かれている。
なんというか黙示録的な終末観に溢れているんですよいつも。
もちろんこの作品もそうです。
でも、この作品のミジュンの創ったシティというカルト集団には
アダルトネットアイドルでインターネットで稼いでいるところ
とか・・・妙にリアルで、なんとなく壮大な物語が始まりそうな
予感に満ちているんです。あくまで予感で終わったけど(笑)
アヤのアンゲレスという哲学も、かなりおもしろかった。
でもアンゲレスの思想は・・・なんとなくドイツのワンダー
フォ-ゲルの思想につながりそうだったけど(笑)
作品としては、アヤの気持ちの変遷を経て、そつなく桜井作品
として終わっているけど、この先・・・・この先アヤが社会におい
て何かを実現していく過程が僕は見たかった。
そうすると、著者の世界が閉じてしまっている切ない美しき自閉
から飛躍する大きなポイントだったのかもしれない。。。
それが小説家桜井亜美にとっていいことかどうかは、わからない
ですけれども。
まぁ、一言で言うとスキな作品です。。。ということ。
星が少ない理由は、作品としては他の桜井作品と同型なので
最初の作品を読めば彼女の世界観は分かってしまうから。
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