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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大研究はおもしろいよ,
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レビュー対象商品: セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 (岩波現代文庫) (文庫)
さまざまな雑誌の中に含まれる「色気」のある広告を分析している。副題に、「女の読み方・読まれ方・読ませ方」となっている。 主に、広告の中に女性のしぐさ、姿勢、動作を通して、 その意味することを述べている。 しぐさの記号がおもしろいのである。 即ち、社会に起こっている現象や表現を、著者の独自の視点から解き明かしている。 まさしく、「セクシィ」なのであり、わかりやすい。 「納得、納得」である。 この本を基にして、 人間観察が可能である。 それだけでも楽しみだ。 購入しましょう。 読んでみましょう。 記号を解き明かしましょう。 自分が解釈したメッセージと比べましょう。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
30年という月日…,
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レビュー対象商品: セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 (岩波現代文庫) (文庫)
上野千鶴子の輝かしいデビュー作が、岩波現代文庫になって帰ってきた。この文庫シリーズ、過去の「定価じゃとても買えねーよ」という本が手頃な 価格になっているため、バンッ!!(肩を叩く音)「やるじゃねーか岩波!」とい いたくなるところだ。 本書が扱うのは、女の「しぐさの文法」。広告媒体に映つりこむ女性表象の 中にあるしぐさの中には、見る側(つまり男)も意識上は気づかない文化的 コードが巧みにすり込まれている。動物の生態学的研究を援用しながら、そ れらの文化的コードの解釈を試みている。 著者も「自著解題」にて触れているが、現在阪神タイガースOB会の会長を 務める田淵幸一が「田淵クン」と呼ばれていたり、さすがに約30年の月日 をへたということは隠せない。上野自身もこの間、一介の女子短大教師か ら東大大学院教授にまで上り詰めた。しかしそれ以上に、この広告の記号 論的分析も、もはや80年代の遺物になってしまっているのではないか。 日本の80年代は、広告が一番アツかった時代である。その中で広告のジェ ンダー論的な分析も、「し甲斐」がある。翻って今の広告はどうだろうか。当 時の分析しがいのあるお洒落な広告の類はなりを潜め、あるのは例えば車 雑誌の表紙の水着の女の子とか、「どうみても深読みしようがないだろ」とい うものばかりだ。これを継ぐ優れた業績が出てこないと著者はいうが、それも 無理からぬ話だ。もちろん、ジェンダー論の取っつきやすい入門書としては、 未だ有効であることには変わりない。 それにしても、著者の自信は相変わらずすごい。別にあとがきにて謙遜しろと いうわけではないけれど、これ以降の仕事は本書の「射程を超えた」と断言し、 それ以降の業績を今後の「上野千鶴子の仕事」のシリーズとして刊行される であろうと、紹介するわけだ。著者を光文社に紹介したのは栗本慎一郎だそ うで、いやはや栗本さんはものすごいモンスターを出版界に産み落としたの だな。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ん?そうか?,
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レビュー対象商品: セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 (岩波現代文庫) (文庫)
と、疑問に思うこともしばしばあるけれど、セックスアピールというものを生物学的(?)な視点で捉えた論考。エロティックなポーズやしぐさを、オトコの目線になって過剰気味に指摘するのは、フェミニストの筆者ならでは。 初版から20数年経っているから、例として挙げられるファッションや用語には古さを感じさせるが、雑誌や広告写真の見せ方そのものは変わってないことに気付く。 セクシーに見られるためのヒントとして、逆に防止策として参考になると思われる。
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