原題の"Exploit"は書中では「攻略手法」と訳されていますが、
そのタイトルどおり攻略手法・攻撃手法を詳細に解説した本です。
かといって、じゃー僕には関係ないやーと思うのはちょっと待って。
というのも、攻撃者の手口を知ることや、実際に攻撃者が用いるような
手法を使ってプログラムに無防備なところがのこっていないかをテスト
することは、セキュアなプログラムを作る上で非常に有効なことだからです。
また、原著は2003年、訳書は2004年の発行であり、ともすれば、
そろそろ内容も古くなってるんじゃないのーと思われるかもしれませんが、
個人的にはそうは思いません。というのも、現在攻撃で用いられている手法の
大部分は、本書で詳解されている手法を発展させたものや組み合わせたもの
だからです。
とはいえこの邦題だと、もっとこう、セキュアなコードを書くTIPS集が
載ってたりするものをイメージしてしまいますよね。そういうものをお求め
の方は、同じ著者による『Building Secure Software』や、書中でも
紹介されている『Writing Secure Code』などをチェックしてみるのも
いいのではないでしょうか。