実にシビアなマゾゲーです。しかしそれだけにやってて面白い。
舞台は21世紀初頭の東京、突如大震災が起こり壊滅状態となった
この地に大量に現れた謎の生物式神。彼らから首都奪還のため時代の裏を
暗躍して生きてきた忍の朧一族当主が戦いぬくというお話。
このゲームの最大の特徴はその難易度。何せ主人公は忍者だけに素早い
動作が要求されるのだが、そのスピードについてゆきにくく反射神経が
にぶいとすぐにゲームオーバーとなる。アクションが苦手は人は根気が必要。
しかし何度も苦労して挑戦すれば確実に腕が上達してゆき、
あれだけ苦労していた場所がすいすいと通り抜ける感覚はまさに快感。
極めた時、誰でも出来る・・・といった類のゲームでは得られない感動を味わうことができる。
おそらく狙いはそこにあるんだと思います。
世界観もアクションにしてはかなりよかった。特にあの和を意識させる
音楽のメロディーがたまりません。尺八、三味線がめちゃくちゃかっこええですよ。
あれならクリア特権がなくても何回でもやりたくなりますね。(特権ありますよ)
全曲録音して聴きながら目をつぶるとイメージがもうやみつきになります(俺だけかそういうのは・・)
あと時代劇さながらの殺陣システムもよかった。これは制限時間内に敵を連続して
斬っていくと攻撃力が倍倍になり、決まれば最後にかっこいい演出がつくもの。
これで上級者は一瞬でボスを倒すというのは新鮮味のあるかなりいいアイデアです。
そこからも自分の腕の上達度を知ることができて思わずニヤリとくるでしょう。
・・まぁ確かに視点変更は苦しいですね。一撃死の奈落も
中間ポイントがないのも痛い。しかしそのくらいでコントローラーを投げる人は
やはりこのゲームをやる必要性はないでしょう。ファミコンの頃の
アクションゲームはみんなこんな感じでした。今のがやさし過ぎるんです。
アクションの原点に戻った作品と意識すればそれもさほど苦ではありません。
本当に心の底からアクションが好きな人ならばとことんやりこむはず。
背景設定が素晴らしいだけにその価値は十分にあります。
個人的にはお勧めしたいんですが、短気な人や飽きやすい人には向きません。
玄人好みの人には受け入れやすいんじゃないかと思います。あの快感は一度体験してみてください。