このゲームの特徴として街で会話をする場合、”ロックオン”をすることがあげられる.
それはシューティングで標準を会わせるのと同じだ.しかし、これこそが,このゲームのオリジナリティであり、他のゲームにはないリアリティをこのゲームに付与しているのである.
このゲームの中であなたは主人公となり,ある街などで会話をするのだが、他所から来た余所者のあなたに住民が情報すべてを一度に開示するなどという凡そ非現実的なことがあり得る、とお考えになるだろうか.そうではないだろう.
そこで、この特筆すべきロックオンシステムはその真価を発揮するのだ.それは盗み聞きである.
ある程度はなれた場所に二人の現地住人がいる.その人たちは会話しているのだが、余所者のあなたが,もしその人たちそば近くにいきなり近づいたら、その人たちは会話をやめてしまうだろう.だからこそ、ロックオンシステムで盗み聞くのである.
一般的なライトユーザーはドラクエ、FFなどの所謂『RPG」しかしたことがないだろうが、その自身が今までやってきた『RPG」のことを振り返っていただきたい.その『RPG」の主人公たちは不自然なことをしてはいなかっただろうか.
例えば、”初めて来た街で初対面の人間すべてに隣同士に近づいて話をきく」,「他人の家に勝手に上がり込む」etc・・・
これらは現実世界ではまずあり得ない.よく考えればすぐわかることである.
azelというゲームはまさにこういった不自然さを排した、非常に合理的であり,そして現実的に有用なこのロックオンんシステムを搭載することにより,RPGといわれるジャンルに新しいリアルを持ちこんだのである.
このシステムは非常に綿密、精密に考証されたSFの世界、そして支配、被支配と国家などの世界観にみごとにマッチした.すべてが新しく,そして世界観を壊すことのない新しいシステム.これらがすばらしいゲーム体験を生み出す.
FFシリーズはPS2で発売された10でようやくキャラクターがしゃべりだすのだが、azelはSSの時代にすでにそのキャラクターたちにしゃべらせ、戦闘中までも,キャラクターたちはいきいきとよくしゃべり、演技をするのだ.
セガは常に他社を数年、先取って来た.SS時代にはXBANDシステムでバーチャファイターの通信対戦を実現させ,
RPGの世界に新しいシステム、技術を導入した.そうして私たちセガゲーマーたちに最高のゲームエクスペアリエンスを
常に提供し続けてくれていたのだ.
今やってもこのゲームはまったく古くない.緻密な設定とモーションキャプチャーによる俳優たちの動きがトレースされたキャラクターたちは,シナリオに息を吹き込んだろう.知らない人は今からでもやるべきゲームである.