この作品はあまり日の目が当たってないのでしょうか?
しかし、本作はソニックチーム制作の良心的な作品です。 (なお、少々違った方向からこの作品を語ります。)
まず当時ソニックチームのプロデューサーの中裕司氏がこの作品で目指していたのは「『ナイツ』のあとに普通のアクションヒーローを作りたいってなった。」 とのこと。
その上で(中略)
「僕らが描きたい世界っていうのは、「ターミネーター」みたいに荒廃した世界なんじゃなくて、もっとクリーンなイメージの未来。みんなが“未来”という言葉に対してワクワク感を抱くような理想の未来なんですね。」と当時のセガサターンマガジンで語られています。
この記事でこの作品の期待度は高まったものです。(3Dの弱いSSでいかに凄いアクションを見せてくれるのかと。)
その3D表現ではメインプログラマーだった松本卓也氏は「僕として見てほしいのは、炎の表現と、何かそこに明かりがついているような光の演出の部分ですね。このへんは初期のデザインの段階から上がっていた部分ですので、かなり自信作になっています。」
正にそれまでSSで表現が難しかった透明感ある美しくかつ迫力のある炎の演出。まるで自らが意志を持ちプレイヤーに迫ってくる有機的な炎の動きの表現をソニックチームは見事にSSで成功しました。
無論アクション部分もしっかりしてます。崩れた地形や立体物の端(エッジ)にプレイヤーがくると自動的にCPUが判断しオートジャンプをする機能や音声で逐一自分の位置と進むべき方向の指示を受けることのできる「ボイスナビゲーション機能」があり、迷路状の地形を迷うことなく進めます。(ボイスはかなり多いです。『デイトナUSA』の光吉氏のテーマ曲も秀逸です。)
とにかくユーザーフレンドリーに作った作品ですので興味があれば是非挑戦を。