ゲームなんか、どうだっていいんだよ。とにかくどこでも上下左右、地面スレスレから空のかなたまで一気に上昇、そして、ビルの谷間まで自由落下して、飛び回る、飛び回る。うまく飛べない、操作性が悪い、なんてやつは、もともと空を飛ぶのに向いていないんだよ。あちこちに飛行コースが設定されているから、周遊から、急ターン、アップダウンまで、とにかく飛ぶ腕を磨く。スピンでブーストしたり、ターゲットで同じところをグルグルやったり、フライトシュミレータなんかとはまったく違う、自分自身が生身で飛ぶ感覚が体験ができる。
あとのミッションは、おまけみたいなもんだ。飛んでるうちに、あれこれ見つかるし、あれこれ頼まれる。びゅんびゅん飛んでいれば、なにがどこにあるかもわかるし、三次元でもなんでも関係ないよ。
ただ、大画面だと、かなり酔うぞ。キックターンとかもできるから、ジェットコースターどころのぐるぐるじゃないもの。でも、これがやりたくて、鉄腕アトムにあこがれたんだ。それが半世紀かかって、こうして実現したんだ。このプログラムを作ったやつは、よくわかってるな、と、うれしくなるよ。